わからいではないが…

何度か書いていますが、とあるサイトで回答や英語で書かれた回答の翻訳を趣味でしています。
とくに翻訳のほうで閲覧数が上がることがあります。

多くのひとの目に触れるぶん、いろんな思いや考えのひとが目にして
さまざまな意見が書き込まれたりもします。それはそれでいいと思うのですが
わたしを責めてもどうしようもないことをあーだこーだ言ってくるひともいます。

自分が知ってる「正しい」が唯一だと思ってそれを押し付けてくるひと、
自分の「正しい」はいついかなる時も適用されるべきだと信じ、その場や前後のバランスも考えずに自分の考えを偉そうな態度(書き方)で押し付けてくるひとがいるなあ…と思います。

昔は自分もそういう部分があり、いろんな場面で「ここは間違っているのではないか」と指摘してはスルーされて怒ってましたが(笑)。

ここさいきんで一番ビックリしたのは、とある翻訳の修正を提案されたことです。
(このサイトでは、参加者が編集を提案する機能があります)
てにをはが間違ってるとか、誤字脱字があるとか、明らかな誤訳だったら素直に感謝して訂正するのですが、その人が修正を提案してきたのは、翻訳者の感性にゆだねられる言葉選びの部分です。

同じ話でも、翻訳者によってことば選びやつなぎ方、読者の理解しやすさを考えての意訳などがあったりで、雰囲気がだいぶ変わってきます。ほんとに翻訳ができるひとは、ケチをつけてこないような部分です。そのサイトには英語がよくできる人も多く、やはりわかってらっしゃるのでそういうひとはそんなこと言ってこない。しかも、その話は全体をユーモラスに描いているので、その言葉もユーモアをもたせたもの。あえてその表現にしたものです。もしその部分を青二才(勝手に青二才と決めている)が提案してきた言葉に替えたらば、くそおもしろくなくなるやつです。

「このひとはわたしが正しい語句えらびができてないと思って、『教科書的に正しい語句』を提案してきてるのだなあ。自分がセンスないこと、翻訳者としての理解がないことをさらけだして、恥ずかしくないのかしら(ま、恥ずかしくないから編集提案なぞしてくるんだろうけど)」

と思いつつ、しずかに編集の提案を却下しました。