思い込みに気をつけよう

昨日何気なくツイッターを眺めておりましたら
BBCニュースで、白人の子を養子にした黒人夫婦のことが載っていました。

www.bbc.com

「見知らぬひとから誘拐したの?と言われる」
「(親が)召使、付き人と思われる」
「同じ人種の子を養子にしたひとたちから『可哀そう』と言われる」
などなど…

そういえば一か月ほど前、思い込みの強い、権威主義的な迷惑白人おばさん「カレン」について
裕福な黒人の養子となった白人の子が書いた話を翻訳してみましたが
そこにも、「『誘拐したの?』とは黒人親、白人養子の家族にはよく言われる」とありました。

jp.quora.com

そこでさらに思い出したのが、微笑ましい「事件」として流布した、
釜山大学の英国人教授がBBCの取材をうけて自宅書斎から生で話していたときに子どもたちが乱入してきた出来事です。

www.bbc.com

「面白い」とインターネット上であっという間に出回りましたが
乱入した子どもたちを部屋から引きずり出そうと飛び込んできた韓国人の奥さんを
多くの人が勝手に「韓国人の召使」「お手伝い」「世話係」と決めつけていました。

多様性がうんぬん、だいぶ広まってはきたようであるものの
まだまだ「白人=上」「有色人種=下、下働き、召使」みたいな意識、偏見があるなあと。

偏見、先入観といえば
いまいる会社で求人募集したときに、わたしが主担当だったのですが
中年以上の人は、男性も女性も面接の際、わたしが女性だから、先に立って動いているからか
わたしが一番下っ端みたいな扱いをしたものでした。
「あ~あ、わたしが判断くだす立場なのになあ」

これは、英語のサイトでも似たような場面をいくつか読みました。
面接を受けるひとが、上司にあたる女性を下っ端扱いして面接に失敗するとか
新米弁護士が、急な呼び出しでカジュアルな恰好で行ったベテラン女性弁護士を下っ端扱いするとか
製薬会社で女性蔑視のひどい人が、新しい技術を試したいととある論文を持ってきて
女性たちに「かみくだいて」説明してあげたところ、その女性のひとりが論文の著者のひとりだったとか…。

世界は先入観と偏見で満ち満ちている。
けれど、いやだからこそ?
自分はすこしでも、じぶんの先入観や偏見、思い込みに気をつけていきたいと思う。