娘の読書

春に一人暮らしをはじめた娘がわたしの本棚から「新・ジュスティーヌ」を一人暮らしの部屋に持って帰り、 

新ジュスティーヌ (河出文庫)
 

 「読み終えたから」と戻しにきたのですが
ひとしきり本に関する感想を言ったあと、おもむろに
「それで、な。こんなのがしおりとしてはさんであったんやけど」
と添付のモノを…!

古びた紙のSMクラブ予約票。担当者、コース名等が手書きで。

SMクラブ予約票

「なつかし~(笑)」

「本の内容にぴったりやな」

え…て、動揺していない娘、知ってたの…?

 

<解説>

25年ほど前に働いていた、SMクラブのプレイ予約票です。
「担当S」はマネジャーのSさん、
指名の「春香」はわたしの源氏名
コースは「M」なので、お客さんがMで、女性がSの役目をするコースですね。
会員番号のみならず、お客さんの名前まで…
ああ、田中さん。
色白でふんわりしてまじめで知的そうなわたしがお気に入りとのことで、何度も指名してくれたなあ。彼とのプレイ内容は特殊だったので、小説に書きたいと思って書いてみてもうまく表現できずに没ばっかり。