猫と妊娠

夢というのは正直なもので、
性的欲求が高じているかな?というときには
「え、わたし、このひとを性的対象としてみていたの?」
と自分でビックリするような相手をひっぱりだしてきたり

目覚めてまだぼんやりしているときはわからなかったのが、
頭がはっきりしてくると
「ああ、現状のこういう不満や、あの人に対する怒りを
こういう形で表現しているのだな」
と得心がいったりする。

「不安夢」はたいてい、不安定だったり狭すぎたり
行先が指定できなかったり予測できないエレベーターに乗らなければならない。

おそらく受精したときにはよく妊娠している夢をみる。
夢のなかでも「え?IUD(子宮内避妊具)いれてるから妊娠しないはずなのに??」
と思いつつ、もう臨月だったりする。
目覚めると、やっぱり妊娠してるわけがない。
成立(着床)しないとはいえ、受精卵ができたことに
自分では気づいてないのに、身体は感知してるんだなあ、すごいなあと思う。

今朝そうして、妊娠夢。
なぜかハワイにいて(きょうフラダンスのレッスン日だからか)
「今回は」妊娠届をハワイで出すことにするから、「前回」はなかった
いろいろな手厚いケアがしてもらえて感心する。
「え、もしかしてアメリカで産むから、子どもはアメリカ国籍もらえんの?」
とか、そんなことまで考えている。
妊婦がいっぱいいるセンターにいて、そろそろ臨月のはずなのに
あんまお腹おおきくなってない…とお腹をさすっていると
ちらっと膝あたりに衝撃が走り
「え?」
と思うと、お腹のなかで赤ちゃんが動き出して…
「生きてる!はじめての胎動!」
と喜びながら、目が覚めた。

ふと気がつくと、布団からはみでたわたしの膝を
猫がちょいちょいとつついていた。