２年前は誰でも知る大手で働いていたわたくし、現在はとても小さな会社で働いております。
社長はとても頭がよく、尊敬できる方なのですが、それ以外の従業員は正直
「どうして社長が耐えているのだろう」
と思うくらいの、仕事能力、コミュ力、知識教養その他かなり残念な方たちばかりで
悪いけど、それまである程度以上の知識教養仕事能力の方たちに囲まれていたので、「もう違うところにいるのだから」と自分に言い聞かせつつも、茫然とする日々。
社長の直下、わたしの直接の上司にあたる方も、彼なりに頑張っていたのだけれど
どうも与えられた役割に実力不足の感が否めず
ジタバタ頑張っていたのですが、わたしが働き始めて一年ちょっとの時点でとうとう
わたしに対してパワハラ的言動に打って出て
（わたしはできるだけ彼を立ててやってきたのですが、じぶんのできなさ加減はうすうすわかってコンプレックスを感じていたようで、あることをきっかけに逆切れ的暴走をはじめたみたい）
それでも耐えていたのですが、
２，３か月後に社長の前でその人がわたしに対してたいへん理不尽な対応をし、「もう無理」と思い、仕事を辞めることを社長に示唆しましたところ、「それは困る。実際のところ、どうなんだろう」と社長が周囲の聞き取りをはじめたところ横暴で横柄、社員だけでなく社長のビジネスパートナーにもその方の評判はいちじるしく悪く、誰にきいても悪い評判しかない。ビジネスパートナーにいたっては
「あのひとがいるんだったら、正直もうかかわりたくないので、担当から外してほしい」
「悪いけど、あのひとを連れてること自体が社長の評判落としてるよ」
だの、
「あのひと辞めさせて、篠木さん大事にしなさいよ」
などと言われたそうです。
ゆくゆくは彼を自分の代理にと思っていた社長もこれには考えを新たにし、
結果、会社の主要な業務から彼を切り離して離職してもらう形とし
以前からつきあってもらっている、わたしとは関係ないとある分野の随行、
ほぼプライベートなつきあいのみを継続することにしました。
会社の業務には一切携わらせないけれども、もともとプライベートな知り合いからはじまり、友達のような関係でもある彼を慮っての処置です。
ところがここにきて、その関係先でまた彼が問題を起こしたようなのです。
社長のいない席で、傲岸不遜な態度をとり、
「申し訳ないけれど、あのひとを来させるのはやめてほしい」
と相手から頭を下げられたとか。
プライベートといっても、社長が入れ込んでいる活動の場です。
そこに悪評を落としてくれて社長はほとほと困っており
「ああいう場所でしか、使えないやつなのに」
と愚痴っておりました。
まあ、わたしとしては「ザマミロ、あいつ、凝りてないなあ。相変わらず頭の悪いこと、けけけっ」てなもんです。
それを、今春独り立ちして週末には我が家にやってくる下の娘に得々と説明しておりましたが、娘がもぞもぞと居心地わるそうな態度をとりだした。どうしたのかなと思っていると
「あの、『社長の二の腕』って表現あるの？」
どうやら、
「あのひと、残念よね～。社長の右腕とも頼まれていたのに、いまやこのありさま」
と言いたかったところ、「二の腕」と言ったようです。
「社長の二の腕」
ってどんな位置なんでしょうかね？
