きょうの事件

新型コロナウィルスの影響で、5月から交代勤務となっていました。

現在のオフィスはこじんまりとしていて、
基本ふたりが勤務して、あちこちに拠点をもっている社長が
ミーティングの必要があるときにやってくる、という形です。
それを、5月からは月曜日に社長含む全員集合してミーティング、
火、木はわたしがオフィス出勤でもう一人は在宅、
水、金はもうひとりがオフィス出勤でわたしが在宅勤務という形をとっていました。

6月にはいったので、「とうとう気楽な出勤体制も終わりか~」と残念でした。
もうひとりは、悪いひとではないのですが
(ひとが「悪いひとではない」というとき、たいてい、そのひとに対して不満を抱えている)
わたしからすると、社長に対するもののしゃべり方や対応、気の使い方がなっておらず、
こまごまとしたコミュニケーション不足やキーボードを叩く音などなどが気になったりイラっとしてしまったりするので、毎週月曜日だけ耐えればいいこの数週間は快適でした。
んが、社長が6月にはいってからも「今週も、交代勤務続けてみましょうか」といい、
「今週も、」といった形で交代勤務は続き、とてもしあわせだったのですが
夢のような日々に終止符を打たれるときが、ついにやってきました。

今週は社長ががっつりこちらのオフィスにきて、直接二人に指示したい案件が山積みということで
火、水、ふたり出勤しました。
が、一旦落ち着いたので水が終わるころ、社長が
「どうしましょう。このままふたり出勤続けますか?それとも、交代勤務しますか?」
いや、もちろん交代勤務がいいけどさ…口にはなかなか、出せないじゃん。
と、社長が汲んでくれて
「火、水ふたり出勤でしたしね。気分転換のためにも、交代勤務にしますか。
通常出勤と、交代勤務の違いを確認する意味もかねて…」
やったあ。
流れで、これまで通り木はわたしが出勤、もうひとり在宅、金は逆、という話になっていましたが
もうひとりが理解できなかったらしく
「で、出勤の形態は…?」
と重ねて訊くので、社長が
「これまで通りで」
と言うのでわたしがひきとって
「木曜がわたし出勤Aさん在宅、金曜がAさん出勤でわたし在宅」
と言いました。

やった~!
ひとりでオフィスだったら、隣の目を気にせずネットサーフィングし放題だし、
好きなときにお昼ごはんも食べられる!だらだらできる~
と今朝ルンルンと出勤して、玄関のドアをあけたらば目の前にA氏の靴があるので凍り付きました。
(玄関で靴を脱ぐ住居型オフィス)

部屋にはいり
「あれ?なんか事情かわって今日出勤になったんですか?」
と訊いたら、
「え?今日はこれまでと交代って話だったんじゃないですか」
「ちがいますよ。これまで通り、木曜わたし出勤、Aさん自宅勤務ですよ」
と言うけれど、自分の理解違いを認めたくないようでぐだぐだ言うので
「社長に確認しましょう」
とチャットグループに問いかけて、待つこと30分くらい。

くっそお~
こいついないと思ってたから、ひとりだと思ってたから
にんにくたっぷりはいったジェノベーゼ、お弁当として持ってきたじゃん。
お昼の時間もずらせると思ったから、朝ごはんいっぱい食べてきたじゃん。
んで、社長が「きょうもふたり出勤となったのなら、明日もそうしましょうか」
とか言い出したらどうするんだよ!
もし明日わたし自宅勤務OKでも、きょうはすっかり台無しにされた!
と内心荒れ狂いながら。

しかも、夫に事の次第をチャットシステムでちくったら
「ひとり出勤したんだから、帰ってくればいい」。
「はあ~?んなわけにいかないんだよ。いま社長の回答まちだけど、どうせ出勤したんなら、そのままになるだろうし」
「社長の指示は、ひとりが出勤、ひとりが在宅。だったら、ひとり出勤したのだからといって帰ってくればいい」
「それするには、わたしは日本人すぎるわ」
「ぼくは日本人じゃないからね。これが論理的な思考、行動だよ」
「あのねー、日本だったらそれを非常識っていうの。そんなことしたら、周囲に配慮できない社員の烙印押されるわ」
「これがプログラマー的思考、解決法だよ」
…こいつも話にならんわ。

さて、30分ほどたって、社長から回答がありました。
やはり、わたしの理解が正しかったそうです。
せっかく二人来たのだから、のちほど社長が来てくれて、ミーティングすることになりました。
しかし、その際もA氏は
「気分転換にと言われていたので、(交代勤務のシフトを)変えるのかと思いました。」
と、自分の理解間違いを謝らない。

これ、ほんとに不思議なんですよねー。
わたしのこれまでいたところでは、ちょっとした理解違いや不手際、
さらにはほんとは自分のせいではないことでも、上司に不快感を与えたと思えば
「失礼しました」
というのが普通でした。
そんなん、言って銭とられるわけでもないし、命縮まるわけでもないし
言った方が相手も「しゃーないわ」と思える場合も多いし
言っといたほうがいいと思うんだけど
A氏は決して、明らか自分が間違ってたことでも謝らずに言い訳めいたことを言うんですよね。
そっちのほうが、よっぽどみっともないと思うんだけど、プライドなんだろうか。

そういや、A氏は以前、もっと重要な場面で
社長の指示を理解間違えしていて、自分が正しいと思い込んで
真向からわたしが「こうだったんじゃないですか」というのを否定しよった。
結局、わたしの理解が正しいことがのちほど証明されたんだが
理解力、乏しいのかなあ…。
そんときも謝りよらへんかったなあ。
ひとの理解力や説明がなってないと批判するわりには、
自分の説明も突然、なんのことか言わずに途中から始めて言葉足らずでわかりにくいしなあ。

いや、他山の石、他山の石ですよみなさん。
人の振り見て我が振り直せ。
終わりよければすべてよし。

というわけで、きょうは朝から業腹でしたが、これをネタにして日記かくことでおさめることにしました。