よかれの悲劇

親としてはよかれと思ってやったことでも、子どもに喜ばれないとか、
むしろ負担であるとか、むしろ嫌な思い出になったとか
「そんなことしてって頼んでへんわ!」
「自己満足やろ!」
などと言われて落ち込むことが往々にしてございます。

そしてここにまた新たな悲劇が。

娘らは巣立っていったんで、さいきんは夫と猫の、二人と一匹生活でのんびりしたものなのですが
こないだぺ~っとインスタみてたら広告で
「猫の気道はまっすぐなので、高さがあり、15度に傾いたものが適切」
てなのをみつけてですね、バカだもんですぐググって
よしと思ったやつを購入したとですよ。ネットで。

我が家では基本、ドライフードを置いておき、一日一回程度、ウェットフードをごちそうとしてあげてる感じです。
なので、ドライフード入れ、水入れの対とおやつ入れ。

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猫用フードボウル

るんるん設置したものの、すぐに猫がわざわざ皿からフードを床に落として食べているのに気づきました。

「だって、もう10年以上、あのエサ入れになじんでたんだものね」
と夫。

そして数日後には、猫さまがわざわざ皿に手をつっこんでひょいひょいとフードを床に落として食べる姿を発見。衝撃…。なんのために買ったんだ…人間の、わたしの自己満足か…2000円(それでも、同じような商品のなかでは一番安めのやつ)よりも100均皿か!

追い打ちをかけるように、ちょっと用事で外に出て戻ってくると、昔のエサ皿に戻されてて、買ったやつは洗って机の上に。
「(週末帰省してきてうちにいる)娘と話し合った結果、こちらのほうが猫のためにいいだろうということになった」
と夫。

そうですよね~。
「猫ちゃんの体にいいことしてあげよう♪」
ってわたしの勝手な思い込みですもんねー。

「これ、どうしよう」
「メルカリにでもだせば」
「せっせとそういうことするひといるけど、わたし、そういうのめんどくさいのよねー」
「わたしも」(じゃあ提案するな)
とは娘との会話。

いまだ用途をみいだせず、(わたしにしては)高級エサ皿、いやいまどきはフードボウルと呼ぶらしい、は居間のテーブルに鎮座ましましたまま。