ちいさなお店がすき

今年にはいってから、勤務先のオフィスが移転しました。
これまでは郊外の入り口の倉庫地帯のようなところでしたが
新しいオフィスはにぎわっている商店街のすぐちかくで
お昼に散歩に行くのがとてもたのしい。

そのひとつが、近郊の農家さんが運営しているちいさなちいさな無農薬の野菜屋さん。
ちいさなお店で、野菜の種類も限られているのですが
旬の元気な野菜たちはとてもおいしくて、週に2,3度買いに行くものですから
お店のひとにもすっかり覚えられてしまいました。

この野菜屋さんは、ちょこちょこ行く飲食店の店主、Bくんに教えてもらいました。

Bくんのお店は、ある種類のお酒に特化したお店で
値段も決して安くはないけれども
そこらの小売店で手に入れるものではなく
また、それなりのお値段なものですから、態度の悪いお客さんがいません。
常連と思しき人々は、若いながらも知的社会的地位若干高めで収入もよさげでおしゃれなひとが多く
客層としては苦手だったりするのですが
(そもそも、超人見知りで許容範囲の狭いわたしに合うのは「ろくでなし」の常連客くらいですが)
他にはない品ぞろえで、Bくんは料理もうまいしわたしのことをよく知ってくれているので安心感がある。
また、「俺に合わないひとはこなくていい」というBくんのはっきりした態度、そしてそれを言えるだけの専門性とこだわりもよいところ。

そんなBくんにはちょろちょろ相手してもらっていて
3月にも郊外のけっこう大き目の無農薬野菜マーケットに連れていってもらったのは
日記にも書いたとおりですが

shinoginko.hatenablog.com

マーケットに着くと、ぼそっと
「これよかったらどうぞ」
と折り畳みの買い物袋を渡してくれたり
(知らなかったけど、そこは買い物袋持参必須だった)

解散後の夕方、(夕方からお店なので、デートはわたしが仕事休みの土日の昼間です)
あらかじめ予約していたBくんのお店に同僚女子と行きましたら
とくに頼んでなかったのに、わたしが好きだからと
肉料理を準備してくれていたりして
その他こまごま、「だてに飲食店やってないわね~」というさりげなく嫌味のない気遣いや
いろんなことに関して話ができるところなど、
「惚れてまうやないかい!」
と思ったのを今日、教えてもらった野菜屋さんから帰りながら思い出しました。