マスクからあれこれ

毎年5月ごろから、UV対策として
出勤時、自転車に乗るときにはフェースカバー、サングラス、つば広帽子で
ガスマスクをつけた蜂とりおばさんみたいなビジュアルになります。

昨年までは、そんな恰好をしているとぎょっとされていたものですが
今年はみなさん、すっかり平気です。
なにしろ、ついこないだまではマスク姿が不審者だったのに、
いまではマスクしてない方が不届きものですからねえ。

ってな話を、いつものバーが短縮営業しているところへ出かけて
バイトの男の子としゃべっていました。
「ほんとはマスクしない派で、できるだけせずに出かけてたけど
スーパー行くとしてないほうが悪いみたいだし、世間の白い目に負けたよねえ」
「負けました…」
といいつつ、その子も自身が運営しているファッションブランド製のマスクをお店で販売しているんだけど。

「そのうち、『口を隠していないとはしたない、非常識』って文化になるんじゃないかしら」
「それ、面白いですね。新聞に書いてくださいよ」

そう、もう15年ほども前からか…
ぽちぽち、そのお店をふくむ京都木屋町の超局所的に配っている
「篠木マリの勝手に新聞」
なる新聞があるのです。
勝手季刊で、勝手なことを言い散らしているという。
それでも、ごくごくわずかながら、たのしみにしてくれる読者もおり、ありがたいこってす。

アベノマスクはまだ届いてないが(というか、いらんのやけど…)
安倍さんの功績は、政府はなんにも役に立たん、
お友達助けと自己保身だけ、国民のことなどどうでもよい
ということを多くの国民に認識させ、
「自分たちが動いて、動かしていかないと悪くなる一方だ」
と当事者意識を持つひとが増えたことではないでしょうか。