チャンスは前髪でつかめ

多くの方が知ってるかと思いますが、「チャンスは前髪でつかめ」と言いますよね。
わたしがこの言葉に出合ったのは、高校生のころ。
通っていたのは私立の女子高で、先生は終身雇用、公立校のように転勤などありませんからどこかのんびりしており、化学担当のおばあちゃん(に思えたけど、実際はもっと若かったのかも)先生は授業とまったく関係のないおもしろい話をときどきしてくれました。

そのなかでも覚えているのが、「前髪でつかめ」です。
「チャンスの神様には前髪しかない。むこうからやってきて、通り過ぎてしまったらあっと思ってももう後ろ髪がないからつかめない。だから、チャンスがやってきたら迷わずつかまないといけませんよ」
といった話だったと思いますが、いま改めてググってみると、やはりそういう話。

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欲求不満のシスターは怖かったし、嫌いな先生もいましたが
そういう、一見授業に関係ない実は心に残る雑談がでてきたり
社会についてものを考えるように手ほどきしてくれた
「公立の社会科だったら、こういう自由な授業は許されないんじゃないかな…」
と本人も言ってた現代社会の先生の授業があったり
公立高校に行った姉や妹の話をきいていると、公立高校より先生の個性が許されてて
おもしろい授業が多いような気がしました。
一応、お嬢さん学校で、卒業したら進路は短大か就職、というひとが多かったので
進学校であった、姉と妹の学校のように必死に勉強させる必要がなかったというのもあるかもしれませんが。
キリスト教はすっかり嫌いになりましたが、
いま思えば、あの学校に行けてよかったと思います。

周囲をみてみるとよけいなことを考えて動きだせないでじっとしているひとも多いなか、
10代に学んだあの教えを忠実に守り、「チャンスは前髪でつかむ」ことを実行してきていろんな失敗もしてきたけれども、自分が選んだ結果と納得してたのしく生きています。

自分はなにをしたいか?なにが欲しいか?を心を研ぎ澄ませて考え
チャンスがきたらわしっと掴む。
そういうことが、ささやかなことごとではあるけれども、数日続いていて、ご機嫌です。