「Омон Ра」の悲劇

ロシア人が夫だけれどロシアに住んだことはなく
ロシア語しゃべれんし(キリル文字が読めて日常会話理解できる程度。じぶんではしゃべれない。夫とは英語で会話)
ロシアについてあまりよく知らないし(夫の思い出話できれぎれとしか)

すこしはロシアのこと知りたいのと、当然ロシア文化に興味あるので
Twitterで「ロシア・ビヨンド 日本」フォローしてます。

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そこで紹介されてたヴィクトル・ペレーヴィンについての記事読んで興味持ち

jp.rbth.com

さっそく図書館から「宇宙飛行士オモン・ラー」借りてきた。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784903619231

けれど、数ページ読んだだけで数日後に図書館に返却。

なぜかというと、
この本を借りたと夫に伝えたところ
「僕も読んだけど、ソ連の文化的背景知らないと理解できないかも。
まあ、話としてたのしめる部分もあるのかもしれないけど」
と言われた通り、「夫からきいたようにやっぱ、旧ソ連の状況わかってないと理解できないわねー」と感じたからではない

ピオネール

ja.wikipedia.org


のことぐらいなら知ってるもんね~
んでも、その環境にいる者しか体感として味わえない部分もあるだろうが
そう言ったら、日本の話だって大正や昭和、戦時中など
文化的、社会的背景だいぶ違うけど想像でおぎなって読めるし
いや読めたんだけど、なににさえぎられたかというと

ページ随所にはさまれていた、長さ5~7mmくらいの
毛根のついた毛5~10本。
こんな感じ↓

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ヒゲ(?)を絵で再現してみました

図書館から借りた本にはときどき、線がひいてあったり
書き込みがあったりするが、こんなのは初めてだ。

均一な長さだから、ある程度伸びたひげを一本一本…抜いては置いていったのだろうか。

そういうオタッキーな男の姿を想像するとキショク悪くなったが、無視することにしてページをめくっていったら・・・
数ページあとにも・・・また、数ページあとにも・・・


ぎぇえええええ!

飽和状態超えた!
水が、コップからあふれ出た!

もうもう、次に読む人の気持ち悪さを想像してニヤニヤしながら抜いては挟んだのか?
それとも、なにも考えずに抜いては挟んでいったのか。

本の内容よりも、その想像が頭をしめて
抜いてるおっさん(いや、毛が全部黒黒としているところから、20代~30代か?)を頭に描いてしまうともうこれ以上読み進められない!

とほぼパニック状態になり、
「いろんなページに抜いた髭?のようなものが挟んであり
気持ち悪くて読めません」
というメモをはさんで、散歩ついでの夫に返してきてもらいました。

夫も状況説明してくれたそうですが、彼らの回答は
「ごめんなさい、のみだった」
そうです。
そらそうだろう。
次のひとに貸す前に、掃除おねがいします。

しかし、なんの罰ゲームだろう。

図書館から借りてきたとき、本を取り出してみて
表紙に「Омон Ра」と書いてあるのをなにも考えずに「オモン・ラ」と読んで

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Омон Ра

「英語アルファベットじゃなくて、自然とキリル文字読みできちゃったわ、わたしったら♪」
とひそかに自慢に思ったことへの罰でしょうか。


・・・オモン・ナー。