鬼畜ですか、わたしはそうは思いません

すでにうちから出ている上の娘は、
いまではたくさん孫がいるわたしの両親にとってはじめての孫であったし
事情があり、赤ちゃんの頃1年間実家で預かってもらい
その後も小学校高学年になるまで毎年、飛行機の距離の実家にひとりで行ったりして
わたしが苦手として距離を置いている両親とも仲良くやり取りし
とくに母親は年に何回か、上の娘を訪ねてきているようです。
この2月には、両親のやっているちいさなテイクアウト専門の飲食店を手伝いに
10年ぶりくらいに実家のある地方にいき、1週間ほど行ってきたところです。

そんな娘から、金曜日にLINEがはいりました。
「あなたのお父さんは、鬼畜です」。
その日、上の娘一家がうちに来ることになっていたけど
わたしは用事で遅くなるから、夫に対応を頼んでいて
なんかひどいこと言われたのかな?
意図せずにすごいこと言ったりするひとだから。

と思ったけれど、「あなたのお父さん」って書いてあるから、
夫じゃなくて、わたしのお父さんだよね?
と話をきいてみると
(娘は、わたしたちをパパママ、わたしの両親をお父さんお母さんと呼んでいます)

・お母さんと電話をしてたら、お父さんも会話に参加してきた。
・さいきん、ママにミシンを買ってもらっていろいろ作っていると話した。
・お父さんたちのマスクも作ろうか?と言うと欲しい、とのこと。
・たくさん作れ、可愛い布で作ること、白はダメ、だと。

とのことで、ああ、従業員のひとに分けるのかなと思っていたら
「店で売る」
とのことだったので、「鬼畜だ!」と騒いでいるわけです。

「いやいや、どんな時でも商売を忘れない、立派な商売人です」
そういえば、父親の家系はもともと種類は変われど商売をやっていて
性格やものの考え方など、商売人だなあと思うところがありましたが
子どものころは気づかなかったけれど
いま思うとほんとに先進的な取り組みしてて偉いなあと改めて感心しました。
いまも、新商品の開発に余念がないそうです。
すごいなあ。

てなわけで
相変わらず「鬼畜だ!」と騒ぐ娘を連れて土曜日は布を数種類買いに行き
(材料費を払うのはわたし…)
きょうは頑張って作ったようです。