ワタシオコテルヨ

わたしは怒っている!
そう、単純に怒っているのである!!

さいしょは、
「ワタシってばカシコイから事の次第を冷静に書きましょう。
そうして『他山の石』ってことで大人に締めくくろう。
そうしたら落ち着くさ」
と思って書き始めたのですが、
だいぶ書いたところで読み直してみてもぜんぜん面白くないし、
状況をうまく伝えられない。

3回くらい、切り口を変えて書いてみたが、ぜんぜん面白くないし、つたわらない。

それは!
なぜなら!
ほんとは怒りバクハツなのに冷静ぶろうとしているからである。

もうここは、丹念に状況を再現しようとするのではなく、
感情にまかせて、言いたいことを言うことにする!!

同じ部屋にふたりだけで勤務している、同僚に怒っています。
わたしは大手から現在の零細企業に2年ほどまえ、
その同僚40歳代独身男性は1年前に中小企業から転職してきたわけですが
わたしからすると、この同僚の動きがまるでなってねー!!!
と思うのですが、それは、もう大手ではないのだし…
いまは、違う会社にいるのだし…
と日々、じぶんに言い聞かせているのですが
動くべきでは?というとこで動かないし、必要な情報シェアしてなかったり
「いや、それ大手とか関係なくコミュニケーションとしておかしくね?」
ってことも多々。

そうやって降り積もってきたものが、だいぶたまっているぞ。

ほんできのう、あ然とすることがあったわけです。
ふだんは別場所にいて、Skypeや電話で連絡をとっている社長からわたしに電話がありました。
社長は大きく分けてA、B、Cという業種を展開しており、諸事情で近々、Aから撤退しようとして現在、いろいろ整理しているところです。
わたしはBが主担当で、Cのカスタマーサポートも担当しています。
同僚氏の担当はC。

社長「〇〇センター(A業種)の田中さんて人、知ってます?
小山さんって人から、Cの事業について問い合わせがあったんだけど、田中さんに教えてもらったって。僕の名前も知ってて。
田中さんはうちの会社のCのカスタマーサポートやってるひとからきいたって言ってて、それマリさんしか担当してないことだから。でも、田中さんは、教えてくれたひとの名前は言えない、と言ってるらしくて」
「え?思い当たりません。これ関係では?これ関係では?(ぜんぶ違うの回答)わたし、飲みに行ったとしてもそういう話しませんし…」
「ちょうどA関係をたたもうとしてるところに、A業種のひとが僕のこと知ってるとか言ってきてなんらか探りをいれてきているのか、と気持ち悪いし、社長業やってるといろんな怪しい与太話も舞い込んできたり、変なひとがくることもあるから、出所を明らかにしたくて」

と5~10分ほど社長とわあわあ言って、とりあえず社長のほうから田中さんという人に連絡をとってみる、ということで受話器を置きました。
情報共有ということで、社長の要件と状況を同僚氏にシェアしました。
それから自分の仕事に戻ろうとしたものの、なんだか同僚氏が身を固くしているように感じたので、いちおう、確認だけしとこうと思って
「心当たり、ありませんよね?」
と言うと、黙り込みました。
え?
不自然な沈黙がしばらく続いたあと、
「(飲みに行ったときに)そういう話したかも…でも、詳しくは覚えていません」
同僚氏は、毎週末、いつもの店に飲みに行き、常連さんとわいわいやるのが楽しみだとは知っていました。
「でも、〇〇センターの田中さんて知らないんですよね?」
「…あだ名で呼び合ってるから…」
口ぶりから、ほんとうは心当たりがあるのに、話したくないような雰囲気です。

ほっとこうかと思いましたが、自分からは絶対社長に言わないだろうし、
ここからなにか糸口がみつかるかと思い、社長に報告したところ
結果、やはり同僚氏が犯人でした。

Cの事業は全部自分が担当してる、くらいの勢いで話したみたいです。
同僚氏が飲み屋で話したC事業について、その話をきいた田中さんがよいつながりになるのでは、と小山さんに話したそうです。
展開している事業の兼ね合い上、しゃべるべきでないこともあるのに
言ったら感心してもらえるであろうことから、べらべら飲み屋でしゃべったと推察されます。
「名前を言えない」というのも、「本名を知らない」が伝言ゲームでそういうことになったのでしょう。

社長から、スピーカーフォンで状況報告と、
「責めていないけれど、今度からはこういう点に注意して、こういう体でいってほしい」
というお話がありましたが、優しいから
「いや、おかげでC関連でいいコラボができそうですよ。ありがとうございます」
と言ってくださいましたが、同僚氏は終始低い声で最低限「…はい」と言うだけ。

社長が気にしない(フリをする)ひとだからいいけど、
ほんとだったら、
「ぼくの不注意と連絡不足でみなさんにご迷惑おかけして申し訳ありませんでした」
くらい言うべきだろ?
そもそも、社長とわたしがわあわあ電話でしゃべったあとに
「じつは、ぼくかも…」
と言い出すべきじゃないか?
わたしが問わなければ、白状しなかったってわけ?
いやこいつはもともと、共有してもなんも損にならん、シェアすべき業務上の情報も出し惜しみしよるもんな、京都人の悪いクセか!

と昨日からかなりぷんぷんしておりますが、
隣に座る角度がいつもより若干、わたしに背中をむけぎみな気がするのを
すこしは恥じ入ってるのだと思うことにします。