きょうのぐるぐる思考

まいにちまいにち、ぐるぐる考えることが好きです。

あれこれあれこれ考えて
どうやったら自分が生きやすくなるか
どうやったらすこしでも気が軽くなるか
どうやったら精神の重力がすこしでも軽くなるか

本を読んだりネットをサーフィングして
はたまた経験してきたことと掛け合わせて考えては上書きしたり
別保存したり。

さいきん、ずーっと考えていたのは
「面倒くさがりには、いい面倒くさがりと悪い面倒くさがりがいる」
ということでした。

いい面倒くさがりは
できるだけ手間を省くために効率のよい方法を考えます。
悪い面倒くさがりは
するべきこと自体を面倒くさがってしません。

どうやら現在の職場の同僚が、このわるい方の面倒くさがりで
ついさいきんまでは、それぞれ全然別業務に携わっていたので
横目で見て
「どんくさい連絡の仕方してるなあ もっとこうすればいいのに」
と思うだけで済んでいたのですが、
1,2月はがっつりそのひとと業務上かかわることになり
「どうしてこんな簡単なこともしないのか!」
と内心怒り狂うこと多々でした。

わたしではわからないことの担当で
そのひとが言い出してくれないと進まないことも
言われるまで手をつけないため、
「これはどうなっていますか」
というと、面倒くさそうに動き出します。
仕事自体はちゃんとできるのに、
言われるまでしない、言われたことしかしないのです。
その他、いろんなこまごまとしたことをさっと動きません。

そのひとのこれまでの業務経験上(昨年、転職してきた)それが無難である、
そのひとの給与ではこの程度の仕事をすればいい、と割り切っているとも考えられますが
見ていて、もともとの性格もあるように思えました。

ようやく、そのひとと関わる案件が完了して平穏な日々が戻ってきたのですが
それでも、いまだ毎日ぶつぶつ考えていてハタと今朝、徒歩で出勤中に
(この思索時間はたのしいものです)
「これが、『ことなかれ主義』というものか!」
と思い当たりました。

これは、多くの日本人に通ずるのではないかなーと思いました。
遂行するのに、手を挙げるのに、実際はたいしたことない、たいした労力や時間のかからないことにすら、そ知らぬふりをするのは
「手を挙げたら、下手に関わったら厄介ごとをしょい込む」
と、多くの日本人が意識無意識に抱えている傾向に感じます。

これからは、そんなんじゃ通じないと思うし
どんどん動いていって損はない、失敗したら糧にすればいいだけなのに、と思うんですが。
もちろん、すぐ動かずにじっとしている方がよいこともある、とは承知しているのですが。