新聞深読み(いや、深読みではないか)

英語力維持と野次馬根性を満足させるために、TwitterでDailyMailをフォローして、興味を持った記事は別タブで開いて詳細を読むようにしています。

英語日本語に限らず、見出しや表面に書かれているのでは実際の関係性がみえないものもあったり、一見すると被害者と加害者なのが、なんかちょっとおかしくない?と思っているとやはりいろいろ事情があり、実はふだんの生活で被害者が加害者だったのでたまりかねた加害者に返り討ちにあっていたり、一筋縄ではいかない事情があったり―さいきんの自分的に印象に残ったニュースは
「英語講師が所属していた会社をマタハラで訴えたのに敗訴した」
というもの。
マタハラで訴えられた会社が勝つなんて、このご時世どゆこと?
と思ってあちこちの記事を読み合わせてみると、
どうも原告は昨今の風潮をいいことに、会社から金をむしり取ろうと、小さいなりに誠実に対応した会社を悪者に仕立て上げて訴えたところ、会社側が名誉にもかけて反撃し、原告もわきが甘くていろいろ証拠を残していたものですから、会社をハメようとしていたのが証明されてしまったようです。

かようにいろいろな事情や裏事情がありますから、記事に書かれていること、論調をそのまま信用せずに疑ってかかってあれこれ考え、調べてみることが趣味です。

さて、裏はなさそうですが昨夜興味をもった記事がこちら。

”「わたしがキレイだから妬まれたんだわ」夜遊びにでかけて母娘の二人組に暴行され負傷した43歳は彼女らが彼女の「金髪、大きなおっぱい、素敵な服」に「嫉妬」したのだと主張ー”

www.dailymail.co.uk

 

現在44歳で3人の子の母親であるリサ・ホールが娘のホリーと夜飲みにでかけたところ、母娘2人組の襲撃にあい、重症を負った。リサは「他に理由を考えられない、彼女らはわたしの美貌と大きなおっぱい、そして人気に嫉妬したのよ」と言う―。

記事を読んでいくと、事件のあらましはこうです。

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ある夜、リサがもう寝ようとパジャマに着替えたところ、娘のホリーが「飲みに行こう」と誘った。もうパジャマに着替えたし、、、としぶるリサに夫のダニーが「気晴らしも必要だよ」と後押しし、車で送ってくれるというので着替えて化粧もした。
いつものごとく、大きく胸のあいた服にピンヒール。
「なにしろ、わたしは地元で『バブリー・リサ』として人気だしね」
パブにいくとほぼいつもの客、みんなとあいさつを交わした。
そのなかで、みかけない顔がすこしだけ、あった。

そろそろ帰ろうと店を出て、連絡をしたダニーが迎えにくるのを待ちつつ、
ホリーを先頭とした6人ほどの女性グループで外を歩いていた。
同じ年代ですこし年上の女性が隣にいて、そのひととおしゃべりしながら歩いていた。前に若い子がいた。ふいに、若い子が振り向いて
「このくそ淫売めが!」
と言ってパンチしてきた。
わけがわからないまま、地面に転がった自分を、さっきまでしゃべっていた女性―若い子の母親だった―も加勢して、蹴ったり踏んだりした。

迎えに来たダニーに連れられて病院に行くと、足首を骨折しており、
大きな骨が2本とも折れていたので金属を装着する必要があった。
防犯カメラなどから特定された母子は逮捕され、懲役5年の判決が下された。
リサの近所での評判はよく、みな口々に「なんでリサがこんな目に」と言う。
リサは「ほかに理由が考えられない。彼女らは、わたしの金髪、大きなおっぱい、
素敵ななりや店での人気に妬いたとしか考えられない。
それにしても、娘の愚行を止めるどころか、加担する母親がいるなんて」
リサはいまも、深刻な後遺症に苦しんでいる。
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ほんとにひどい事件です。
ひどい事件ですけどね、被害者のおばさんの写真をみると…
いや確かに金髪だ、大きなおっぱいだ、セクシーですてきな服装だ。

一瞬、「わたしの美貌に妬いた」というのはジョークかな、と思ったのですが
写真を見る限り、おばはん、本気で自分に自信をもってるし
この周囲では、セクシーでイケてるリサなんだろうな。

本人気づかずに、「わたしは美人でイケてて人気者よ、ほーっほっほ」
とマウンティングしていて、前にいてその様子にイラついた娘が
「うざいんじゃ!おめー!」
とパンチして、同じ思いだった母親も加勢したのではないでしょうか。
飲み屋でなくとも、でも飲み屋でとくに、
「わたくし、美人ですから。上等の女ですから。人気者ですから」
というのを発散させてうざい女みかけるしなあ。
いやもちろん、そんな重症負わせるなんて言語道断ですけどね。

しかし、重症負ってもそう言ってのけるってすごいなー、
見習いたいなー、と思いました。