言ってはいけない書けばいい

こないだ図書館から借りて読んだ2冊。

言ってはいけない―残酷すぎる真実―

www.shinchosha.co.jp

読みたいことを、書けばいい。

www.diamond.co.jp

文学であれ実用書であれ、
その本から読み取ることは自分の自由ですよね。

ほかにもいろいろ書いてありましたが、
これらの本からわたしが読み取った一番大きな部分は

言ってはいけない~」は

「遺伝子の影響ってかなり大きい。親ががんばってしつけようとしても、教育しても、無駄なことも多々。親ができるマックスいいことは、環境を用意してあげること」

で、

「読みたいこと~」

「じぶんの好きなことをやろう!することに愛、『好き』がなければ、やってて書いてて面白くなければ受け手もそれを感じる。書くことについては、一次資料をしっかりあたり、情報を調べ上げたうえで自由に書くのがいい」

という感じ。

「読みたいこと~」は伝えてることはほんとに少なくて(ポイントを絞る意図はあったと思う)あとはページ数稼ぎみたいな感じ。就活前後の若者に響く本かな~と思いました。ただ、冒頭にここんとこかなり悩んでいた「自分のやり方」に回答をもらえた部分があったのでよかったです。

「言っては~」はもうすこし大人向け。いろんな文献あたって最後に参考文献一覧がざざざっとあったけれど、なんか著者の意図に従って強引に資料や数字を読み解いている、無理やりつなげている感がなくもなかったけれども、遺伝や環境によって決まることについて、これまで得てきた知識や経験から考えていたことを補強できた。

両方とも、自分の経験に照らし合わせて考えることうなずくこと首をかしげること多々あったのですが、それをぜんぶ書き連ねたらつまらない長文になりそうなので、これだけにとどめておきます。

あと、「読みたいことを書く」というのは「読みたいこと」であって「書きたいこと」でないのがポイントだと思いました。自己満足に陥らずに、自分が読んだら面白いと思うものを書こう、とね。

やらとかなあ、どこにしよう

田舎からでてきてはやン十年たつというのに
いまだ京の水に染まない田舎者のわたしですが

24年前に次女を出産した際に
産院で水無月が出されて京都では6月30日に和菓子「水無月」を食べる習慣があることを知り

ja.wikipedia.org

以来、思い出とともに水無月をいただくのが習慣になっているのが、数少ない京都に染まったところでしょうか。

今年はどこのを食べよう~、
王道のとらやかなあ、それともおいしいと評判の近所の餅やさんにしようか(人気らしい仙太郎はたぶん、自分好みでない気がする)。とあれこれおススメ水無月情報を探しているところ、さいきんWeb会員になった京都新聞Web版会員向けページでみかけた彬子女王のコラムを読んだところ、「虎屋」の社長の黒川光晴くんの話がでてきて
「へえ~ くんづけするほど親しい・若者な感じ?」
と興味を持ってググってみたところ、出てきた。

www.okashi-np.com

35歳の若き経営者~
幼いころから覚悟があった、とかすげ~
順調に家業を継げた、双方が幸せな例ですね。


ほんでそやそや、思い出した。

数年まえ、知り合いのお店にいったら
とらやの水無月だしてくれて、それが端正でおいしかったので、やっぱり王道かなあと思ったのだった。

「妹がとらやで働いてるんで」

と言われたのを「トライ」ときこえて
「へえ、家庭教師してるの」
(なぜ家庭教師で水無月?差し入れもらったのかな?)
と言ったら


「と ら や です」


と言われたのだった。

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やらと

 

ヘンなひと前提で話をされた

年末年始は体調崩し、そうこうしているうちに緊急事態宣言で
いつも行ってる木屋町のバーにしばらく行かなかった。

夜から繁盛する店だし、20時にしまってしまうなんてねえ。

そうこうしているうちに、酒類をださないお触れが。

ますます、行かんさ。

お酒飲めないバーなんてねえ。

と、ますます足が遠のいていたのですが
先日、親しくしているマスターの誕生会をするというので
それをきっかけに久しぶりに足を運び
やはり、いつもの店でマスターはじめ常連さんと話をするのは落ち着くし、たのしい。

というので、また足を運んでみようと思った。

そういうわけで、
「お酒をださないバーに、誰がいくんだい」
と思いつつも、とある土曜日の昼下がりに行ってみたら、これが意外に盛況。
みんな、ウォッカなしのブラディマリーや
ジンなしのジントニックを飲んでのんびり過ごしている。

しかも気がついた、
昭和な雰囲気の狭くて小汚い薄暗い照明のなかにいて
アナログレコードの音をききながらぼんやりしていると
お酒がはいってなくても、酔えるということに。

そうして再び、その店にちょこちょこ行くようになった。

先週末、昼過ぎから河原町に出かけてまだ早い時間に一杯、ソフトドリンク飲んで帰りましょうかねと足をふみいれたら、いぜんからの知り合いがカウンターに座っていた。

自然、となりに座ってあれこれ話をする。
常連さんについても話が及ぶ。
そのうちのひとりであるUさんがPCからTwitterやってるということで
わたしもそうだけど?←じぶんにとってはそれが普通
と言うと

「PCからTwitterやってるひとっていままで二人しか知らないけど
二人とも変なひとだ」

と言われた。

おいおい、わたし変な人前提で話してます?

そらあ光栄だな。

わたしのなかで「ヘンなひと」というのはカーストが高い。

若い頃、エキセントリックな恰好で街に出没していたもんちゃんとおかまバーに行ったら、ママから「あんたって、フツーねえ」と言われたことがトラウマになっているから、「ヘン」と言われるのはとてもうれしいのだ。

そして目指しているのは、「一見穏やかでフツーなんだけど、話してみると実はヘン」な人です。精進します。

「草」の意味が思っていたのとちがった

ネットスラングというのでしょうか、
「~してて草」
みたいな用法をここ数年みかけますよね。

わたくし、勘違いしておりました。

ご存じの方はご存じのとおり、
福岡のほうの方言で
「それでさー」
などと「~でさー」というときに

「それでくさ」

などと、「さー」ではなく、「くさー」というのがあるんですね。
はじめてきいたときは、「何が臭いんだろ?」と思ったものでした。

その方言がおもしろいからインターネット・ミームになったのかと思ってた。

こないだフトあらためてググってみましたら
「「​wwwww」のように“w”がたくさん並んでいる状態が、草が生えているように見えたり、芝生のように見えることから」なんですね?

それでもやっぱり、今後「草」をみかけたら、脳内で
「それでくさー」
と読んでしまうと思います。

モスクワの味

朝早くに目覚めたので、週末読んでいなかった新聞に目を通した。

朝日新聞6月5日(土)の夕刊に大きく、「パルナス」のことが載っていた。

長崎出身だというと必ずといっていいほど
「船に乗ってきたの?」
とおじさんに言われたものだが

関西のひとに「夫がロシア人」と言うとかなりの高確率で
「パルナス」
ピロシキ
「モスクワの味」
と言われる。

関西圏のひとは、小さい頃に見た、パルナスのテレビCMが強く心に残っているようだ。
ネット時代の恩恵、Youtubeで見ることもできる。

www.youtube.com

 

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パルナスのことは、以上のことくらいしか知らなったけれど
今回の記事にはいろいろと興味深いことが書かれていて
パルナス製菓の創業者が
ロシアの英雄、ユーリー・ガガーリンが来日した際に
「ピロシコフ」と呼ばれたことも初めて知った。

そしてやはり、「パルナス」は関西人に愛されているのだなあという思いを強くした。

パルナスの味を引き継いでいるという「モンパルナス」のものを食べてみたいなあと思った。

Status Quo(現状維持)

コロナ禍でいろんなことが起こっているなか、
いまのところはなんとか働けていて生活していけてて有難い。

現状はいつ変わるか、
いつまでもこの状態でいられる保証もないのだと思いつつも
現在生計を維持できているのがありがたい。

いまは上の子も下の子も家を出て
夫と猫の2人と1匹でのんびり幸せにやっているが

夫の仕事がなく、わたしの給金も安くて
家族4人なのに、1日の食費が500円のときがあって
ご飯と、スーパーで半額になった魚のアラを塩焼きにしたのばっか食べてた時期があったなあ。
ちょっと上等の鶏肉が食べたいと、夢見ていました。

それを思い出すと、いまはなんと贅沢な日々を過ごしていることか。

感謝感謝です。