きょうのわたしの性悪日記

7月から通い始めた土曜日にあるスポーツ系の習いごとに行ったきょう。

なんとなくみなさんの立ち位置が決まっていて、いちばん新入りのわたしは一番うしろの列のいちばんはじっこ。それぞれの列がたがいちがいになって、先生が見えるような形に並んでいる。

きょうのレッスンでは、いつもわたしの前にいるおばさんがいなかったので、いつもよりこころもち前のほうの空間に行ってやっていた。そうしたら、15分ほど遅れておばさんがやってきて、「でも、遅れてきたんだしな」と思い、当然うしろの空いてる空間に行くものと思っていたら、すいっと当たり前のように、すこし狭くなるのにわたしの前に立ちやがった。

「はあ?いくらなんとなく立ち位置決まってるからいうて、後から来たもんは後ろに行くのが当たり前だろ」

とあたしはたいそう気を悪くして、スキがあれば前面の全面鏡越しにおばさんをさりげなく睨みつけた。「え、わたし睨んでます?」と言われたら「いえいえ、わたしは顔を前にむけて真剣に自分を眺めながらやってるだけですから」と言える程度にさりげなく。

そういうことを気にしないほど、大人ではありませんので。

おばさんは、「立ち位置は決まっているもの」「ここは自分の場所」と思って行きやがったんだろうなあ。よく、銭湯やスポーツクラブでは常連が「自分の場所」決めてるというアレな感じなんだろうな。

いっぽう、わたしが長年習ってたフラスタジオでは
「遅れてくるのが悪い。遅れてきた者は常に最後列のはじへ」
と先生に言われていたから、それが当然と考えてるのよな。

それぞれの「当たり前」があるのですね、とこんなささいなことでも感じる土曜日の午前中なのでした。