時間欲が濃くなってきた

年をとってきて、「無駄なことをしたくない」気持ちが顕著になってきた。

「無駄なことをしたくない」とは「自分の好きでないことに時間を割きたくない」ということだ。

生きるために処世術でしゃーない、好きじゃないことに時間を割かなきゃいけないってトコロはあるけれども、それでも仕事もだからできるだけ能率よく進めたいし、いわんや自分の時間は好きなことしかしたくない。

数年前にむこうから切ってきた知人があたしが同じ組織に仕事で舞い戻ってきたことを知って連絡してきて、以来しばらく日に一回以上はメールでやりとりしていたけれど、どうにも苦痛になってきた。

こちらはブランド物より自分でいいものを見極めて自分の思ういいもの好きなものを持ちたい派、あちらはなにがいいかわからんのでブランド物を女性にあげとけば間違いないだろう(自分でそう言ってた)派。あたしがしんから気に入る男友達は風俗などに行かないひとばかり、お金がないんじゃなくて、女性をお金で扱うことに違和感を感じる、そういうことをハナから考えないひとばかりなのだがあちらは風俗の猛者を気取って(卒業したそうだが)ちらちらその話をしたり、前の奥さんがエッチがうまかったの風俗嬢にきたえられて自分はうまくなっただのうっとうしい(だいたい、自分がうまいとか言う男なんて信用できん。女性はうそうまいぞ)。

正社員でばっちり保証してもらったうえで、うつ病ってことで軽減負担な仕事して、ヒマだから毎日ねちねち現在の奥さんとの夫婦関係だの愚痴だのを書き送ってくる。

うつ病ってんで気も遣うしあたしもいいひとになりたいという人並な願望があるから、
「自分の趣味好みと違うひとと交流するのも大事なことだ」
などと思って相手していたけれど、ちらちらとマウントしてくるうえに(非常勤の雀の涙給料のあたしに自分は係長を10年以上してたとか、給料これだけあったのにとか、あたしが旅行をたのしみにしてると書けば自分はホテルはいいとこに泊まるとか)毎回奥さんに関する愚痴悪口、ききたくもない夫婦の性生活など(なんであたしが知らんオバハンがイッたとかいう話をきかなあかんねん!こっちは夫と仲いいけど気を使ってなにも言わんのに)ついにある日ぷちんときて連絡をたった。

おかげですっきり。

いやあ、年とってきたからこそ、好きなこと嫌いなことを切り分けて、嫌なことはどんどん切り捨ててゆくべしゆくべし。