しゃべらないのも技術

これまでいろんな職場を渡り歩いてきたけれど、まあひとはおしゃべりだね。

そこで肝に銘じたことは、
「しゃべるのは、広がってもいい話だけ」

女性は口が達者だというけれど、たしかによ〜それだけ中身のないことしゃべってられんなとか
よ〜そんな口さがなくしゃべれんなとか
思わされるひともいれば、
うわべだけのことをぺらぺらしゃべって場をとりもってうまいこと、感心するひともいる。

しかしわたしは口下手な性質で、頭で思うことに口がついていけず、黙り込んでしまう。
また、ぱっと返すにもいろんな可能性や相手の状況などを考えて、口に出していいものかどうか考えるうちに機会を失う。

この、口下手なのがかなりのコンプレックスだったのだが
それでも、自己鍛錬の結果、仕事に関する連絡事項はスラスラ言えるようになった。
けれど、雑談などは相変わらず苦手。
もっぱら聞き役だけれど、おしゃべり好きな現在の職場の先輩からは
「マリちゃんは話をちゃんときいてくれるからうれしいわ」
と言われてうれしいな。

当意即妙に返せない自分をはがゆく思ったときもあったけれど
柄じゃないこと無理してしようとせずとも、自分の持ち味をうまく使ってやっていけばいいじゃん。
とようやく思えるようになった今日この頃。
それに、みんながわあわあ言ってるのを静かにきいているのは、カシコク見えたりもするらしいです。

そうして自分の性格をキープしつつも、周囲と調和するようにやっていると
だんだんとじわじわと、「あのひとは、信用できるな」と思ってもらえている感触があります。

それに、ひとは自分の都合のいいように他人の言ったことを切り取って伝えたりする。
言った本人の意図とは別の、伝えるひとの言いたいように伝えられたりする。
故意にせよそうでないにせよ、捻じ曲げて伝えられることがある。

そんな魑魅魍魎の世界に生きていると、「しゃべらない」というのも大事な技術に思えてくる。

 

プログラマあるある

ロシア人はアネクドート(小咄)が好きで
いろんなジャンルのアネクドートをちょこちょこ、ロシア人の夫からきくのですが
このプログラマあるある話はきいたときにも笑ったが、思い出すたび笑ってしまう。

プログラマのパートナーがいるひとは、よくわかってくれると思う。

+++++

妻が夫に買い物をたのんだ。

「牛乳を買ってきてちょうだい。それから、玉子があったら10個買ってきて」

 

夫は牛乳を10本買って帰ってきた。
+++++

これはいいかも(TOEIC試験うけてきた)

9月に6年ぶりくらいにTOEIC受けてみたら、能力変わってないつもりだったのにスコアがずいぶん下がっててショック。たちまち次試験の予約をしたさ。

で、きょうは次試験の当日だったわけ。

いつもながら、事前対策はしないのだけれど
一週間前から禁酒して精神統一してましたゾ。

んで、昨日は暇なんで契約して見放題の映画、自宅で3本観た。
考えんでええアクション映画。

 

①s.a.s 特殊空挺部隊 史上最悪の極秘空輸ミッション

filmarks.com

とりあえず考えなくていいの。大好きなヴィニー・ジョーンズでてるので選んだ。アホみたいな映画やった。主人公は好みのタイプだったけどさ。あとで調べたら、プロレスラーだって。アクション映画は好きだけど、アクション場面が冗長。ほんとの戦いは瞬で決まるっていうよね。

 

②カリキュレーター

eiga.com

ロシア映画だったので気になった、しかもつたない能力でロシア語のキャスト読んでたらまたもやヴィニー・ジョーンズが出演?ロシア語なのでロシア人の夫が寄ってきた。まぁ軽い映画だったけど、それなりに面白かった。しかし砂漠の描写は楳図かずおの「漂流教室」か?と思った。

 

メン・イン・ブラック インターナショナル

eiga.com

③おもしろかった!オーストラリア人の男は魅力的とは思わなんだが。双子星からやってきた双子がカッコよすぎてくぎ付け、ひとりをCGで処理してるのか?と思ったらダンサー/モデルの双子だった。かっこええ~!

ja.wikipedia.org

www.youtube.com

 

そうして本日TOEIC試験、リーディング問題たのしみながら解いてたら時間がせまってきてオヨヨ!最後は慌てて解きました。しかし、前日に映画観たのよかったかも~、と思った。TOEIC試験と同じくらいの2時間を、集中して何言ってるか聞き取り、場面などを推測して。ま、結果はどうあれ受け入れる所存です。

 

追記:結果でました~。930点だった。ほぼわかったと思ったんだけど、これがまあ自分の実力かあ。そしていつも、自分には意外なんだけど、リスニングの方が読解力より点数いいんだよなあ。

無駄な努力とよばないで

夫は外国人で、日本に住んで長いが、簡単なあいさつ程度の日本語しかできないし、もちろんほぼ読めない。夫婦の共通語はお互い母語ではない英語である。

とても優しいひとで、わたしが病気で寝込んだりすると、快く買い物に行ってくれる。けれど、日本語が読めないし、ふだん買い物についてきてくれるけれども、自分が興味あるものにしか興味ないのでスーパーにある商品の認識がわたしと違っていて苦労する。「いつものスーパーをはいって最初の棚の右側のここらへん」などと一生懸命説明するが、トイレットペーパーをお願いしてキッチンタオルを買ってきたこともあるし、「弁当、なんでもいいから」と言ったら寿司を買ってきたこともある。

「ありがとう、でも違うんだよなあ、寿司と弁当はわたしのなかでは違うんだ、、、」

じぶんがドンピシャで欲しいものはあきらめて、同じ種類のものを買ってきてもらえるだけで成功、と思うようにしてるんだけど。

文化のちがいや考え方のちがいで、じぶんの「当然」を覆されて新鮮、思い込みを気付かされてありがたいおもしろいことも多々ある反面、こういう苦労もある。

さてわたしの職場に、めずらしくもカップラーメンを備蓄していた。カップラーメンなんてふだん食べないのだが、5月から働き始めたこの職場で勝手がわからないころ、
「弁当(といっても残り物をつめて職場で温めるだけだけれど)を用意できなかったり、急な雨などでふきんの店に買い出しに行けなかったときのために」
と思って、スーパーで見つけたおもしろそうなカップ麺を買っておいたけれど、やはりふだんから食べないので結局食べないまま、ハタと気づけば賞味期限過ぎてしまった。

「ようし、これを夫に始末してもらおう」

と在宅の夫の昼食に指定することにした。

しかし、袋ラーメンの「サッポロ一番」はガイドなしで作れるが、カップ麺はカップヌードルしか作ったことのない夫、この「まぜ麺」はハードル高いぞ・・・。なにしろ、フタあけて、かやく(外国人に「かやく」ってどう説明すんだ?)、スープ、調味油とりだしてかやくだけ麺の上にだしてお湯をかけ、いつもの3分ではなく4分、それからフタを指定のとこまでソロリと開けてお湯をきり、スープと調味油かけてまぜるなんて難易度のたかい!!

なにも説明なしでポンと置いてたらとてもまともに作れないだろうなあ、優しいいい人である夫にそんな冷たいことできない。

と、がんばってご覧のとおり「どうしたらわかりやすいか?」を考えて英語で説明を書き、なおかつ老眼の夫も読める字の大きさで簡潔に、と心を配ったのだ。

んが、結局きょうはわたしの体調不良で休むことになった。口頭で説明できるし、なんなら作ってあげられる(それくらいの元気はある)。

わたしの、付箋説明書の努力は、、、、

頑張って書きましたのよ奥さん

 

よなか、ぶらぶら

先週は金曜に有給とって4連休にして、木曜の祝日から日曜まで3泊4日、愛媛は今治〜松山まで一人旅、たのしかった。

旅まえの3日間は気合を入れて、それまで一ヶ月ほど間断なく飲み続けていたのを飲まなかったのだが、旅ではとうぜん地元の日本酒をと飲み続け、勢いで帰宅してからも飲み続け、「ウィークデーにはいってからは非飲酒に、飲んだら鍵が壊れてお腹いっぱいなのに食って体重増えるの悪循環だし、旅できっちり増えすぎたのを減らすためにも非飲酒で節制していきませう」と思ったはずなのに意志の弱気このわたくし、1日たりとも休まず皆勤飲酒でこのありさま。ここ数日は食べ過ぎてお腹いっぱいで寝るから、就寝中に「〜胃がくるひ〜」と苦しむからやめようと思っているのにきょうもまたそれさ。

で夜中に目覚めて(酔っ払ってはように寝てた)先週平日中もそうだったのだけれど、明日は日曜で休みだから、自分を甘やかしてやれいと腹をくくって朝まで起きてる覚悟でこうしてコンプータにむかい、今治で買ってきた酒をたしなんでいる。

あたしの旅は名所旧跡や観光どころをめぐるのではなく、やたら歩いて現地の空気を吸い、ひとのいないところをてくてく歩いて有名どこではなく、じぶんの興味のあるトコに行くこと。現地でしか手に入らないモノやお土産を買うこと。こんかいもそれを満喫した。今回の目玉自分用みやげは、「瓦職人がつくった塩用皿」。ホテルちかくを歩いていてたまたま見つけていたおしゃれ食のセレクトショップで、瓦職人にわざわざ作ってもらったものらしい。ほかのどのお店でみかけたこともないし、調べてみたけど、ネットでも売ってないみたいだし、なかなか得られないものだと思ってにやり。塩用だけど、インテリアにして食卓に置いていまする。

瓦職人のつくった「塩専用皿」

 

映画ぶらぶら

アホみたいな映画みた。

まあ、そこまで頭つかわんでええ気軽な映画探していたけれどもさ。
https://eiga.com/movie/79879/

リュック・ベッソン映画つうんで期待するぢゃないですか。

ハネームーンで妻が夫を殺そうとする理由がイマイチわからんのやけど。
ああ、そもそも愛してなくて金目当て?
で、夫が仕掛けた愛人てのがよーわからんのやけど。
で、仕掛けてるのに乗って砂漠走ってお互い自爆みたいな。
ますますわけわからん。

で、自爆して突っ込んだ先もカオスやし
関係性がごちゃごちゃでめんどくせえ。
最後、殺ったはずのあいつ消えたのでなんか起こるのかと思いきや、
なんも起こらんし。

そういや映画「Lucy」もビジュアルはスタイリッシュだったし
モーガン・フリーマン担ぎ出してたけどクソみたいな映画だったな。

最初のほうで殺されちまうイケメンが魅力的だったけど。

と思って調べたら、北欧映画「特捜部Q キジ殺し」に出てたひとだった。

てわけで、契約しているチャンネルの無料映画で「特捜部Q」の新しいのがあったので見かけたけれど、スタッフ一新してキャストが魅力的でなくなってたので観るのやめた。

 

ならんならん

先日、奈良に行った。

3ヶ月ほど前に予約して、料金まで払い込んでてすっかり忘れてたライブがあることに、数日前気づいたのだ。

それで、その数日前からみょうに奈良に行きたい気分になってたのかぁ。

見えない「誰か」がせっせと耳元で
「もうすぐ奈良に行くときだよ、イベントの日だよ」
と囁いてくれてたんだね。
ありがとう。

そうして休日の常の二日酔いのからだ引っ張って奈良に行ってきたわけだ。

こんかいは二日酔いがまあまあ酷かったんで、ほぼそのイベントのためだけの往復。

ライブの席だけ確保して始まる時間までちょっと出て奈良ホテルへ。
奈良ホテルのパウンドケーキが目当てだったんだが、残念なが売り切れ。
はやい時間に来ないといかんか。

ライブあとは、もちいどの商店街などをぶうらぶら。

中川政七商店にも入ったよ。
本店ははじめて行った、以前娘と行ったときは入り方がわからんでねえ。
2Fでうろうろジロジロみたんだけど、
そのなかに「薬師寺の東塔の基壇土でつくった」赤膚焼のお猪口がありましてねえ。
16500円だったよ。

奈良薬師寺の東塔の基壇土で作られたのって貴重だよねえ、
東塔の改修時に、1000何年かその基壇を守ってきた基壇土が取り除かれてですね。
そのままだったら国からしたら、ただの産業廃棄物になるのですって。
それを、名のある窯のいくつかに分けられたのですよ。

とある伝手で、私は数年前別の窯元が作ったお猪口を購入してるのさ、
政七商店で売られているよりよほど安く、もっとかっこいいやつをね。

これがブランディング、売り方ってもんだよねえと思った。
良いものを見つけ出して、そこにつながり、それを上手に売る。
「あそこで売ってるものだから」という安心感がある。

だから生産者から直で買うより高くなるわけだけれど、
そこに入る目利き、手間と売り方、あそこで扱うってブランド代が上乗せされるし
生産者としては、買い手を見つけてもらえるのだから有難いよね。

一方、伝手があり、おのれの審美眼をもち、「この値段なら、妥当な値段だ」という感覚を持っていたら、直で買えるというのは素晴らしいことだ。多くの人は、それらすべてが揃っていなかったりするので、中川政七やら、目利きのひとがセレクトしてくるものが頼りになるから、セレクトショップって大事なのね。以前より、「中間をとりもつ人」=目利きやいろんな仕事のコーディネーターってのが重要になってきている気がする。すくなくとも、存在感が増してきている気がする。