朝からあちこちの新聞に掲載されてた
「ネコのマタタビ反応の謎を解明」記事
あれこれ検索して行きついたこのニュースリリースがとてもわかりやすかったです。
自分的におもしろかったのが
・これまでの手法では見つけられていなかったマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見
・ネペタラクトールが蚊を忌避・殺虫する活性を示す
・マタタビ反応で一番重要な行動は、ネペタラクトールを顔や頭に擦り付ける行動
・猫はマタタビ反応でネペタラクトールを体に付着させ蚊を忌避していることを立証
・このマタタビ反応は大型ネコ科動物でも確認できた。ネコと大型ネコ科動物は、約 1000 万年前に生物種が分かれているので、1000 万年以上前のネコ科動物の祖先が既に獲得していたものであると推測
・ヒトで多幸感に関わる神経系の一種「μ オピオイド系」を活性化させる脳内神経伝達物質「βエンドルフィン」が血中で有意に上昇することが確認
といったことでした。
猫がきもちい~→顔、体にすりすり→蚊が寄ってこない
って、シマウマの虫よけを思い出しました。
自然って進化って、よくできてますね。
「で、『ネペタラクトールが蚊を忌避・殺虫する活性を示す』なら、人間の蚊よけにも有効なんでは?」
と思ったところ、当然ながら「今後の期待 」として
「ネペタラクトールを活用した蚊の新たな忌避剤の開発を検討したいと考えます。」
とありました。
いや~、科学って、研究っておもしろいですね!