ぶうぶう言ってたけど、結局ざっと読了してしまった
「細木数子 魔女の履歴書」。
予備知識なしで読み始めたから違和感あったけど、
読み始めてしばらくしてから、
「この下品さは週刊誌くさいぞ」
と気がついた。
「週刊現代」に掲載された連載をまとめたものだったのね。
どの本にも読者層、ターゲットてのがありますからねえ。
それに向けた書き方、ってわけですね。
わたしはけっして細木数子の味方ではないし、
「アコギなことやってるなあ」
とは思うけれど、こんな書き方せんでもなあ、と読んでるあいだじゅう感じてた。
品のない、悪意に偏った書き方が好かんかったけど
それを無視すれば、丹念に取材・情報収集はしてあるので
単に情報を拾う本として割り切って読めばまあ興味深いものではあったし「ああ、あのうさん臭そうな墓石店はやっぱうさんくさかったんだな」(自宅からそう遠くないところにあるのでちょこちょこ通る)というのもわかってよかった。
わたしの思う「ノンフィクション」ではなかったけれど。