わたしだって知っている

わたしが永遠の名言だと思ってる、以前つきあっていたやくざの彼の言葉。

「田舎のちいさいスナックとか行くと、
『〇〇組のだれそれさん知ってる』
とかいうしょーもないヤツがおるんや。黙ってるけどな。
ママとか、店の女の子とかが
『へぇ、すごーい!』
とか言うんやけど、知ってるくらいなら、俺、天皇知ってるしな!!」

ネットならでわ

うむ。
きょうの全世界的「ネットならでは」は猫フィルターZoom裁判と認めましょう。

www.bbc.com

んだがね、わたし的にはきのうきょう、「ネットならでわだんね~」と思ったことが2件、あったとですよ。

 

1件めは昨日の夕方、17時ごろ。

以前、ネットで買い物した某イタリアのメーカーの仕事請け負った会社でしょう、
E-DMが送られてきたのですが、宛名が「山田太郎 様」となっている。

見た瞬間、
「あ~テンプレート作ったのを差し替える設定せずに送っちまったな」
と気づいたので、早めに気づかせてあげようと思って
「わたしは山田太郎ではありません」と返信した。

んだらば(自分たちでも気づいたであろうし、何人かから指摘もあったろう)、
19時すぎに今度はちゃんと個々の顧客の名前をいれる設定に変えて
「さきほどは~ 不快な思いをさせて申し訳ありませんでした。
山田太郎はサンプルであり、顧客名ではありません。
顧客名やお客様の個人情報が流出したわけではありません」
てな感じのことが書いてあったんだけど

その書き方が、
山田太郎を顧客名が流出した!て勘違いして騒ぎ立てるやつ、馬鹿やで」
と思ってるのが透けてみえるような文章なんですよね~。

んで、19:45に、「わたしは山田太郎ではありません」て出したわたしへのお詫び返信がきたけど
さっきの一斉送信謝罪メールと一文一句同じで、すこしは変えろよ!
山田太郎を顧客名が流出した!て勘違いして騒ぎ立てるやつ、馬鹿やで」
ってもっかい言われた気がする!

と腹が立ったので
「一斉送信の謝罪文と同じ文章をもう一回送られてきても鬱陶しいだけです。
馬鹿じゃないので、山田太郎がサンプルということはわかります。
まちがえてますよ、とお知らせするために『わたしは山田太郎ではありません』と返したまでです」
と送るところでしたが、大人なので『馬鹿じゃないので、』を削除してから送りました。

自分もかつて、ちょっと名前のあるところで働いていて
一斉送信でまずいことしたひとが身近にいて肝の冷える思いを横目でみてたけど
対外的に大事だったら、上司がちゃんとフォローメールとか対応とか確認しないかね?
その上司もイマイチなんかね。
それとも、これくらいどうでもいいという腹か。

そっちがその気なら、もうここの商品買うまい。
もうすこしお金貯まったら、買おうと思ってたけど、別のメーカーのにする。

これまでも、シクったことへの対応で買うのをやめたお店ってあります。
そういうの、大事だよね。

 

2件めは、けふのこと。

FBで「コロナで困った生産者を助けよう」というグループが発展して
販売サイトまで整備するようになり、いっちゃん最初のほうの
個々のお店がそれぞれの方法で売ってたときからあれこれ買って
応援したつもりになってあれこれ、ええもん、おいしいもんを手に入れています。

いまではちゃんとしたサイトで、会員登録して住所も覚えてもらってるし
支払い方法も、以前は銀行振り込みしかできないお店もあったけど
クレジットカードでらくらく決済できるようになり、たいへん便利なのですが

とある、何度もリピートして商品を購入しているお店のレビューを書いてもらえませんか…
とシステム側からメールが届きました。
ああそういえばページみてると、さいきんレビューあげるのに力入れてるみたいだもんな、
あのお店は気に入って何度も購入させてもらってるし、一肌脱ぎましょ(ってほどでもないですが)
とレビュー書いて、何気なくメールチェックしたら
「レビュー書いてください」
メールが16通も届いてる。

購入した分だけ届くんか?

しかし、連続してこんだけ届くと怖いぞ~。
ほかのユーザーにも届いてるんかな?と

「すみません、レビュー依頼のメールが呪いのように連続して16通届いています。
〇〇社さんのレビューは書きましたので、ご安心を」

と書き送りましたが、我ながら昨日の会社とはえらい違くってやさしいな。と思いました。

しばらくしてFBをのぞいてみると、代表のひとから
「このような不具合が起こっており、申し訳ありません」
とあがってて、納得。

「25通届きました」
とか、怒りのコメントあげてるひと何人かいたけど
基本、ここは助け合いの場と思ってるのでわたしはひろくやさしい心で見守れます。
昨日んとこは、結構なお値段の商売のお店だからな!

かように、ネットの不具合、失敗ゆうても
相手の対応やこちらの気持ちのもちようでずいぶん変わってくるもんだなーと

ひとりで感じ入った午後でありました。

現在の課題

わたしの上の娘には、8歳(孫1)、7歳(孫2)、4歳(孫3)の、女女男の子がいます。

我が家に来ると、よく孫2がわたしのPC横の一人用ソファに座り、PCデスク横の書棚を眺めます。

こないだまでは、子どもむけの星新一の本を手に取って読んでいたのですが
「むずかしくて、おもしろくない」
と投げ出した。小学一年生には、むずかしすぎたようです。

ところが今回、そのちかくにあるわたくしの「ゴルゴ13」コレクションを手に取ると
「おもしろい。気に入った」
と読み入っています。

男女の閨シーンあるけど、そこはそしらぬふりしとこ~っと。
わたしも子どものころ、きれーなねーちゃんのケツがまぶしい「コブラ」読んでわくわくしてたし
それこそ、父親の書棚のゴルゴ読み漁ってドキドキわくわく、ゴルゴファンになったのだった。

そして、目下の課題は、何度「サーティーン」とさりげなく言い直してみても
「気に入った。この『ゴルゴじゅうさん』」
という孫2に、「ゴルゴ13」の正しい読み方を叩き込むことです。

 

遅まきながら、今年の抱負

昨年末から体調を崩して、いまだ完全には回復していないけれど
だいぶ、元気になってきたので遅まきながら新年の抱負です。

1.いろんな意味において敷居をもうけず、できるだけ自由な視点、行動をこころがける。
2.じぶんのできる援助をおこなう。

どちらも、つねづね心がけていることではあるのですが、維持・発展させようと。

 

1.いろんな意味において敷居をもうけず、できるだけ自由な視点、行動をこころがける。
について、能楽師の安田登さんの
孔子時代の漢字で読むと、『40歳にして惑わず』ではなく、
『40歳になっても域(敷居)を設けず、自由でいよう』という意味」
という内容が好きで、もちろん年齢によってできることできないことはあれども
できるだけ決めつけず、自分を想像だけで制限せずに、より自由に解放しようと思っています。

現在、「目の見えない人は世界をどう見ているのか」という本を読んでいて、
これもそれの大きな助けになりそうな予感。

note.com


2.じぶんのできる援助をおこなう。
ですが、昨年は「コロナ支援」といって、コロナの自粛やイベント中止等で
食材や商品の行き場に困った生産者、業者をたすけるグループで
かなり多くの食材、製品を買いました。

これは、売るほうを助けるためでもありつつ、
こちらも普段よりお得な値段でいいものを手に入れられる、といううまみもありました。
今年はそれから一歩ふみこんで、一見こちらにはお得はないように思えるかもしれないが
自己満足はできる、「支援」をしたいと思っています。

高校のころ、カトリックの学校に通っていて
謙譲を美徳として、「神のいうこと、上のいうこと」を何も考えずにただ従えと押さえつける
ヒステリックなシスターやオールドミス(今は昔の差別用語ですが)の先生たちをみて
「性欲や、自分のしたいことを抑えてあんなにヒステリックになるぐらいなら、
好きなことして心ひろく、ひとにやさしくなれるほうがいいや」
と思ったこともふくめ、キリスト教が嫌いになったのですが

「裕福なひとが余ったもので援助するのでなく、
持たないものがその乏しいなかから援助するのが貴い」
という考えは、好きです。

うちも決して余裕があるわけではないけれど
さいわい、娘たちも家から巣立ってなんとか夫婦ふたりと猫一匹生きていけるし、
できる支援をぼちぼち、していきたいなあと。

もう20年以上まえから、フェアトレードのものを買ったりはしているのですが
結局、フェアトレードをうたって高い商品売って
得してるのは白人の経営者って話きいてがっかりしたり

一昨年は、南米のほうの貧しいひとたちが作ったプルタブバッグとかいうのを
おもしろい、ファッション的にも素敵と思い、ちかくの百貨店の催事で販売されたときに買ったのですが
買って数日で内側の生地が破れ、
いくら貧しいひとの補助とはいえ、ちゃんとした製品を作る指導をして
製品もチェックしてから売るべきでは?
と販売店に連絡したら
「製品がダメだからそこを切る、ということではなくて
向上するように助けていくことが大事なのです」
と、なんだかこちらがそういうことに無知みたいな、諭すみたいな返信もらってすっかり気分を害して(だってこっちも人間だもん)
製品は交換してもらえたけれど、新しく来たのもすぐファスナーが生地を巻き込んで開閉できなくなる不具合が起こり、2万円もしたのにすっかり使わずに放置。
もう絶対、そこが扱ってる商品買うものか。と思ったり

昨年は、以前日記に書いたように、「オーストラリアの木々をよみがえらす」という
はなはだアヤシイ商売のブレスレット買ったり。

shinoginko.hatenablog.com

ただこれは、ブレスレットそのものが気に入ってるのでいいんですけどね。

いろんなことを見聞きして、やっぱりそういう便乗商法だとか
ひとの善意につけこむ商売はあるのを承知しているので
気を付けていきたいな~と思ってはいます。

誠実な人々がもちろんいることも承知しており、
日本での販売に耐えうる商品開発と現地のひと指導をして
素敵な商品展開をしている素晴らしい方々の記事をそこここで読んで
できれば応援したいとは思っています。

ただ、じぶんのできる支援をしたいなーとは思うものの、
UNICEFをはじめとして、大きな事業って
寄付しても、結局は事務局を潤してるだけで、本部職員がええ思いしてるだけで
実際の現場にはなんの足しにもならん…とかいう話をきくので
ちいさな、誠実な活動をしていて自分の寄付や購入の実が確実に届くところを支援したいなあと思っています。

それで、今年のてはじめは、以前UNHCRのニュースで見たEpimonia

epimonia.com


のブレスレットを買うことに。

地中海を渡ってきた難民の支援で、
その難民が海を渡るときに着ていた救命胴衣を使って作られたブレスレット。
製作者はミネソタ州にいる難民。
どの色のブレスレットを買うかによって、用途がわかれます。

オレンジ:仕事を得る支援
青:就学支援(奨学金
黒:新たに到着した難民に渡す「ハウジングキット」支援
赤:ミネソタ州にいる難民の市民権獲得支援

じつはこのEpimoniaはもう何年も前から知っていたのですが
安くない値段なのと、当時はオレンジだけだったので
自分のファッション的に、どう考えても身に着けないなあ…と逡巡していたのです。
それが、DMメールをひさしぶりにのぞいてみると赤がでていて、これだったら身に着けるなあ、と。

やっぱり、せっかく買うんだったら身に着けたいですもん。

ミネソタ州にいる難民が市民になるお手伝いなんて
日本にいるあんたには、関係ないじゃん?
とも思えますが、
日本は難民を受け入れるのに要件が非常に厳しい国で
そのぶん、別のところででも、新しい安定した身分が得られるお手伝いができるのなら。
という思いでね。

ほんとうに、購入した金額の何割かでも、援助にまわるのだろうか?
という疑問もあったりもしますが、そこはそうであると願いたい。
じわじわ、この団体のこともよく調べていきたいなとも思っていて。

そして、今年は数年前から活動の様子をネットで眺めている、
京都で地道に活動している「フードバンク」にもある形で支援したいと思っています。

自分の食べるもんとかはあまり躊躇なく買うのですが、
人さまのためにって、なかなかできませんねえ、とじぶんのケチぶりに感心しているところですが
今年はその殻を、すこうし破って、無理のない範囲でやっていきたいと思っています。

 

※Epimoniaの創設者、マリムさんについての記事のいくつか

www.forbes.com

www.kare11.com

www.insider.com

猫好きなので

朝からあちこちの新聞に掲載されてた
「ネコのマタタビ反応の謎を解明」記事

news.ibc.co.jp


あれこれ検索して行きついたこのニュースリリースがとてもわかりやすかったです。

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-01/%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%93%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%81%AE%E8%AC%8E%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%98%8E%20%EF%BC%8D%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%93%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%81%AF%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%8C%E8%9A%8A%E3%82%92%E5%BF%8C%E9%81%BF%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%8D-dd456785ebe380e8b2cfc11e3fa5763a.pdf

自分的におもしろかったのが

・これまでの手法では見つけられていなかったマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見
・ネペタラクトールが蚊を忌避・殺虫する活性を示す
マタタビ反応で一番重要な行動は、ネペタラクトールを顔や頭に擦り付ける行動
・猫はマタタビ反応でネペタラクトールを体に付着させ蚊を忌避していることを立証
・このマタタビ反応は大型ネコ科動物でも確認できた。ネコと大型ネコ科動物は、約 1000 万年前に生物種が分かれているので、1000 万年以上前のネコ科動物の祖先が既に獲得していたものであると推測
・ヒトで多幸感に関わる神経系の一種「μ オピオイド系」を活性化させる脳内神経伝達物質「βエンドルフィン」が血中で有意に上昇することが確認

といったことでした。
猫がきもちい~→顔、体にすりすり→蚊が寄ってこない
って、シマウマの虫よけを思い出しました。
自然って進化って、よくできてますね。

「で、『ネペタラクトールが蚊を忌避・殺虫する活性を示す』なら、人間の蚊よけにも有効なんでは?」

と思ったところ、当然ながら「今後の期待 」として
「ネペタラクトールを活用した蚊の新たな忌避剤の開発を検討したいと考えます。」
とありました。

いや~、科学って、研究っておもしろいですね!

 

 

平行読みして気づいたこと

何冊かを平行してあちこち浮気しながら読み進めるのを「乱読」と呼んであまりよくない読み方のようにいう時代があったけれど、年取ってくると集中力なくなってくるからよい気分転換にもなるし、ジャンルがまったくちがう話をあれやこれやと気分のままに読むのもおもしろい。

というわけで、現在読んでいるのは

スーホの白い馬」の真実―モンゴル・中国・日本それぞれの姿 ミンガド ボラグ (著) 

 ・俳句のための基礎用語事典 角川書店 (編集) 

俳句のための基礎用語事典 (角川ソフィア文庫)

俳句のための基礎用語事典 (角川ソフィア文庫)

  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 文庫
 

 ・目の見えない人は世界をどう見ているのか   伊藤 亜紗 (著)

 それぞれを買おうと思った理由(そう、図書館から借りたやつじゃなく、ぜんぶ買ったやつ)、
感想は別途記すとして、それぞれ、それぞれに興味深くおもしろいです。

そのなかで気づいたのが、
「やっぱり、大手は校正がちゃんとしてるな~」。
まあ、大手でも手を抜いてるような新書では間違いがあったりしたこともありましたが
やはり、あれこれ読んでると、聞いたこともないような出版社のは
いくらハードカバーで装丁が立派でも、まともな校正者がチェックしたらありえへんのじゃないかというような誤字、誤表記がある。内容はおもしろいので残念。こちとら、そういう誤りが非常に気になる性質なので、もちょっと頑張ってほしいなあ~と思ってしまう。

お前は、それでいい!

何度か言及しております、ユーザーコミュニティサイト「Quora」

jp.quora.com

そこでさいきん答えた質問に
「二十歳の自分に貴方が言いたいことは?」
というものがあり、その質問へのわたしの答えは
「そのままでいい!好きに生きろ!」

jp.quora.com

「だってさ~、20歳の自分になんかアドバイスしたとてきくわけないし、
いろんなひどい目にあったり面白いこと経験してきたし
そのままでいいよ!もう一回やり直せ、って言われたらゴメンだけどさ~!」
とはわたしと娘の一致した意見。

ところで、この「そのままでいい!」というのには元ネタがありまして
スタンダップコメディアンのナオユキさん。

ja.wikipedia.org

この、ナオユキさんのライブにちょこちょこ出かけているのですが
そのなかでもお気に入りのネタのひとつが

 

…むかし、嫌いなヤツに
「死ね!」
言おうおもたけど、
死ね、言うたらそいつの生きてること認めたことになっていややけど
「生きろ!」
いうのんも違うし、、、

考えた挙句、
「お前は、そのままでいい!」
と言うたら、なんや
「ありがとう~!泣」
って言われて
仲良うなってしまった

 

というもの。

これが、しゃべり方、トーン、間のとりかた…
絶妙なナオユキさんの話芸で、何度きいても笑えるんですね。

あ~あ、はやく堂々とあちこちでライブが開催されて
堂々とききにいける日々が戻ってきて欲しい。