小人のしわざ

きょうはもっかいしつこく、「隼別王子の叛乱」を本棚に探しておりましたら、

こないだ何度もためつすがめつして探したのにみつからなかった場所で

本の隙間に、「古事記」を見つけました。

 

こういうこと、ありませんか?

こないだ、さんざんここ探した筈だけど?

ってとこに、ふいっと探していたものが現れるという。

うちでは「こびとのしわざ」「サンタがやった」と呼んでいます。

 

というわけで、見つかりました、少なくとも古事記

こないだ書いた、「隼別王子の叛乱」のきっかけ記事。

 

「女鳥姫と速総別王の反逆」の段で、

天皇は、その弟である速総別王を仲人として庶女の女鳥姫に結婚の申し込みを行ったが、姫は『いやよ、わたしはあなたと結婚する』と言い、速総別王とした。天皇は直接出向いたが、姫が速総別王を夫として拒否したので、二人を征伐することにした。二人は逃げたが、奈良県磯城郡の倉梯山まで逃げたが、ここで天皇の差し向けた軍に追いつかれ殺された。将軍であった山部大楯連は、姫が身に着けていた玉をはめた腕輪を外して妻に与えた。のちに、大后が婦人たちを招いたとき、連の妻が見おぼえのある腕輪をしていた。盃を与えずに下がらせ、連を呼び出して『不敬があって遠ざけられたとはいえ、おのが君のまだ身体のあたたかいうちに略奪し、妻に与えたのだ』と責め立てて死刑にした」

といった話でした。

 

あああ、また田辺聖子の「女鳥姫と速総別王の反逆」が読みたい。

頑張って探そう。

小人さん、おねがい、出して。

 

 

古事記 (岩波文庫)

古事記 (岩波文庫)