文具好きを再確認

9月あたりから、好きだったお店、行ったことのあるお店、
行ったことはないけれども名前はきいたことのあるお店、有名店などが
ぱたぱたと閉店、閉業していってかなしかったり、びっくりだったり。

そうしてここにきて、割と大きめな書店が2店舗、たてつづけに閉店することに。
どちらも、自宅にちかかったり職場にちかかったりで
気軽に便利にいけただけに、残念。
いまどきのはやりで、本だけでなく文具も扱っていたし。

ぶらりと寄って、はじめてみる作者の本を手に取ってみてぱらぱらめくり
気に入って買うということを、どちらの店舗でもしていたのになあ。
気に入った本を買って、気に入ってネット検索したら
著者の連絡先があったので連絡をとり、実際に何回かあって仲良くなったりということもあった。

さて閉店に先立ち、文具のみ、30~50%Offというので
餓鬼のように行ってみると、やはり同じような人々が群がっておった。

一店舗めは、もう漁り尽されており
「いくら安いからといって、」買う気にならないものしか残っておらず
かろうじて奈良な表紙カラーのノート一冊と、ホワイトボード用赤ペン1本、
海外むけ和柄のクリスマスカードを申し訳程度に。

二店舗めは、割引のアナウンスがあってからわりと早めに駆けつけたせいか
一店舗めよりチョイスがあり、しかし安いからといっていらんものは買わぬよう…
とギンミギンミで5巡も6巡もして

・伊予和紙 便箋、封筒
・越前和紙の一筆箋

www.midori-store.net

・猫シール
・万年筆

www.pilot.co.jp

・Dr. Gripボールペン

www.pilot.co.jp

・ホワイトボード用青ペン

を買いました。

便箋の類など、使わなくなってもう久しいですが、たま~に使うし
これを機会に、孫に手紙書いてみようかしらん?むこうにも新鮮でいいかも?
しかしつくづく、わたし、紙が好きだなあ…
上述の、本を買ったことがきっかけで仲良くなった作家さんとは
高知で合流した際に、和紙博物館に行って、いっしょに紙漉き体験したし。

「私の絵本ろん」

note.comでも、紙や筆、インクのこだわり、どのような風合いでどのようなインクの吸い方で…
といった細かな描写がとてもたのしかった。

加えて、「色」にも関心があるし、もうすこし紙や色について、いろいろ見聞きを深めていこうかなと思い始めた。

PC上、キーボードで書きもするけれども
基本はたくさんの紙媒体のノートを持っている。
日常の日記用、思いついたことや計画を書き留める帳、
小説のネタ帳、引用を書き留めるノートなどなど…。

それらはもう、何年も「Dr.Grip」で書きつけている。
そのDr.Gripはわたしの家のなかでの書き物3拠点、
書斎のPC前、さいきん読書や書き物に使っている上の娘の部屋(本人はもう家を出ている)、夫婦の寝室にそれぞれ置いてあり、こないだ1本がぶっこわれたので補充しようというわけ。

万年筆は数年前にとある作家が
「やはり万年筆は別格」
という記事を読んで、持ちたいなと思っていたのだ。

その作家さん愛用のは、いきなり持つには高価なので
まずはカジュアルなので様子見をしたいな、と。
そこへ、このセールがあったので買ってみた。

おそるおそる、カートリッジを差し込んでもみもみしたり、
ペン先を紙におしつけたりしているうちに、インクが出てきた。

鉛筆やボールペンとは違う書き心地、たのしい!
水に濡れたらインクがにじんで解読不能にはなってしまうだろうけれど、よいな。
万年筆といえば、高校入学の際に、議員先生から親を通してもらった立派なものがあったけれど
当時は、けっこうな値段のものでも使いにくかった。
いまは、技術が進んだのでとても使いやすい。

ただし、やはりどうしてもチープな感じはするので
きちんと作られたものも味わいたくなってきてしまった。
つぎの自分の誕生日プレゼントは、これかなあ。