相も変わらずups and downs

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

若い頃の10年ってとてつもなく長くって
想像つかんかったけど
年取ってからの10年なんてあっという間よなあとしみじみ思う。

だってさ、20歳のときの「10年」て人生の2分の1よ。
10歳なんて、人生のすべてだ。

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一方で、50歳になると5分の1だし、100歳だと10分の1。

それでも、だから年取ってからの10年の手触りは軽いかというとそうでもなくて
ただ、「10年前って、まだ2011年?最近やん!」と思ってしまうけれど。

「時代」、起こる出来事によってもその強弱はかわってくるよね。

あたしのここ10年を振り返ってみると、
結構まんべんなく、いろーんなことが起きている。

基本がナマケモノだから、カミサマがあれこれとハプニングを用意してくれてるのかなあと思うくらい。

夫は何度も失職したし、
4人家族なのに1日の食費予算500円って時期もあった。
毎日、閉店間際のスーパーで100円くらいの魚のアラをごはんのおかずに買ってたなあ。
上の子は少年院に入っちゃったりもしたけど、ありゃあもう、10年以上前だよ!
下の子は高校までしかやれないと思ってたけれど
なんとか経済状態も持ち直して、本人の頑張りもあり
そこそこ良い大学できちんと勉強して成績優秀者がもらえる返済不要の奨学金を得て卒業し、学部で学んだことを生かせる職についた。不良学生だったあたしとは大違い。

いまでは2人の子どもは家を出て
夫と猫の平和な日常ではあるけれども
今年、いまや3人の子どもの母親である上の子には大変なことが起きて
ガラリと変わった生活をはじめて奮闘中。

あたしはというと、現在働いているところで
なかなかに大事件が起こって対応中の日々。

カミサマは、相も変わらず起伏のあるたのしい人生をあたしに用意してくれているらしい。

そんななか、10年で変わったこと・変わらなかったことってなんだろう?と考えてみると

変わらないことの筆頭はやはし、「自分に正直に、”たのしい”が身上」ってとこかな。
お金は大事なんだけど、それでもやはし、お金を持っていても面白くないひとは却下で、自分の手足で生きているひとのほうがぐいぐいひかれる。感性第一。たのしいこと、たのしくないことを自分の感性でぐいと捉えてゆく。失敗も重ね、教訓としながらたい肥としながらあれこれをつかみとってゆく。
お金はないけれども、へろへろだけど、まあそれなりに豊かな人生なんじゃないかな。

変わったことは、料理の腕があがったというか、いろんなもののよさがすこうしずつわかるようになり、あんばいがうまくなってきたことかなあ。
一番変わったことは、「どこかで見ている母親」が怖くて、自分の思うことを書けなかったのが、書けるようになってきたことかな。

それがいちばん、うれしいことかも。