ロシアでは、アネクドート(小咄)が重要な文化です。
政治からバカ話まで、ロシア男性の会話には、おもしろいアネクドートの披露しあいが欠かせません。アネクドートに関するアネクドートもあるくらい。
さきほど、ロシアの旧友と電話でしゃべっていた夫が、友達からきいたばかりのアネクドートを披露してくれました。
妻がプログラマーの夫に「牛乳買ってきて」と買い物を頼んだ。
それから
「玉子みつけたら、10個買ってきて」
と付け加えた。夫は牛乳を10パック買って帰宅した。
他人事と思えず、爆笑してしまった。
無粋を承知で解説すると、
妻は「牛乳に加えて、玉子あったら、玉子を10個買ってきて」
というつもりで言ったのですが、
言われた通りに理解する、条件で行動する
ロボット的思考にあるプログラマーの夫は
「牛乳を買ってきて。玉子をみつけたら、牛乳を10買ってきて」
と理解したわけです。
うちの夫もプログラマーなもので、同じような行き違いが多々あるものだから
他人ごとに思えず、夫婦でしばらく笑いがとまりませんでした。