さいきんの読書

深沢七郎熱もようやく落ち着いてきて、ほかの本を買ったり借りたりしはじめました。

「徳川おてんば姫」を読んで

shinoginko.hatenablog.com

天皇家宮家公家華族などに興味をもつようになり
以前ネットでこれに関する記事を読んで
「消えたお妃候補たちはいま」

 

消えたお妃候補たちはいま (ベスト新書)

消えたお妃候補たちはいま (ベスト新書)

  • 作者:小田桐 誠
  • 発売日: 2019/05/25
  • メディア: 新書
 

 をamazonで買い、「これに興味もつんじゃない」とおススメされたのに興味をもって
「カメラが撮らえた 幕末三〇〇藩 藩主とお姫様」

 

も買いました。

「消えたお妃候補たちはいま」は、候補となったひとのいまを追うのも目玉のように書いてあるけれど、割とさらっとであり、思ったほど突っ込んでなかった。
いまの天皇の皇太子時代の結婚までのお妃候補や周辺事情を学ぶにはよいかなと思いました。

「カメラが撮らえた 幕末三〇〇藩 藩主とお姫様」
は貴重な写真が多くあるのが魅力で、これまで知らなかったいろんな藩の事情を読むこともできて興味深い。

それにしても、ほんとうにこの時代の良家の方々は家と家との結婚だったのだなあと隔世の感。いまでは「娘にしなくていい苦労をさせたくない」とお妃候補を辞退する世の中。
それでも、やっぱり政治の世界は元お華族さまに多く牛耳られてるんだなあと、あれこれ読むごとに思う。


図書館からは現在

・「跡を消す」

 

 ・池波正太郎の「あるシネマディクトの旅」

 

あるシネマディクトの旅 (文春文庫)

あるシネマディクトの旅 (文春文庫)

 

を借りています。

「跡を消す」はもう終わっちゃったみたいだけど、
noteでやってた「読書感想文」企画の課題図書で興味をひかれたもので。
まだ3分の1しか読んでないけれどまあまあおもしろい。

事故や事件現場で死体のあった部屋の片づけをする「特殊清掃」会社の話で
ノンフィクションとして、この仕事に関する話を読んだことはあるけれど
小説仕立てははじめて、うまいアプローチだなと思って読み進めているのだけれど

・ひょんなことからこの仕事にかかわるようになった俺
・特殊清掃会社の人情ある社長
・ギャルみたいなのに力持ちで男前な性格の廃棄業者女子

などなど、がんばってキャラクター準備してるけれど
文章はいちおう、うまいけれど
特殊清掃のことを説明するためにキャラ作って動かしてる感がありすぎて
読んでてしんどい部分もある。

そこへ、池波正太郎本を息抜きに読むとほっとするわけ。

題名は忘れたけれど、ネットで興味もって以前図書館で借りた本。
とある殺人事件と思われる死亡事件が起き
犯人として逮捕された女性とその周囲の人間模様…の小説も
がんばって書いた、説明してる感がありすぎて
読んでると疲れたなあ。
傍聴の仕組みとかマニアの様子とか知れたのはよかったけれど。

まあとりあえず、「跡を消す」はがんばって今日中に読もうと思う。