なくした自転車の鍵の顛末

さいきんニュースをにぎわせているドコモ口座事件ですが、
出始めのころは「『ドコモロ』座?なんかの劇団かな」と思ったものです。
こんにちは、篠木マリです。

わたしのかわいいシューインちゃんの鍵は、シリンダー式リング錠で、差し込み式の鍵です。
鍵をかけたら、小銭入れつきキーケースの小銭いれ部分にしまっています。
チャックのしまりが甘いので、きちんとしめるようには気をつけていたのですが
おとといの火曜日、出勤しようと自転車の前で鍵を取り出そうとしたところ

「ぬ、ぬぁい!」

慌ててキーケースをいつも入れているバッグのポケットの底をさぐりますが、のぁい。
軽くパニクりながらも、出勤前に図書館に本返却に行こうとはやめに家を出ていたので
バタバタしつつも、電車出勤で間に合いました。

「最後に自転車を使ったのはいつだ?
先週の木曜日だ。それから今日まで、出かける場面に応じて数回カバンを変えたな」
と思い出して帰宅後それぞれ思い当たるカバンのいつもキーケースをいれる部分をあさっても、にゃい。

勤務時間中に、夫に「できれば鍵本体を自転車から外して」と頼み、帰宅してみると
「自転車本体からは外れたけど、タイヤにロックかかっている部分が外れない。
盗難防止なんだから、考えたらそんなに簡単に外れるわけないんだけれど」

あれこれ考え、話し合い、そろそろシューインちゃんも老朽化しているので
近所の自転車屋まわって気に入ったの見つかったら買うことにしようか、と
水曜日、在宅勤務の終了後に夫とふたりでちかくの自転車屋2軒まわるも、気に入るのみつからず。
「鍵をはずしてもらおう。可能であれば、数字式のに交換してもらおう」
と、近所では一番安い、徒歩10分ほどの自転車屋さんへ行くことに。
後輪はロックされているので、夫が後輪をもちながら、運んでくれます。
「意外に、重い…」
と苦戦して、後輪部分を持つ手がしびれるようで、何度も休憩しながら。申し訳ない。

いざ到着してみると
「申し訳ないけど、うちでは外せません。お客様のものか確認できないので」
「防犯登録で確認すればいいんじゃないですか?」
「はい、防犯登録で確認できたら外せます(最初から言えよ)。
防犯登録の番号と、登録したときの書類が必要です。
17時前だったら、書類なくても登録事務所に電話して、お客様がおっしゃるお名前が登録と一致したら確認できるんですけど、いまは18時半なので、もう事務所が閉まってるんです」
「ぬおー!」

ここまであんなに苦労して持ってきてくれた夫に申し訳ない!
同じように持って帰ってもらい、明日また持ってくるなんてことさせたくない!!

激しく脱力するわたしに、夫が
「ここに自転車置いといて、明日(在宅の)僕がきたらいいんじゃない?」
スタッフにきいてみると、ショッピングモール内にある自転車屋なので、モールの駐輪所(無料)に置いておけばよいとのこと。また、本人でなくとも夫がきて、登録してある名前をつたえればそれでよいとのことだったのでそうすることに。

さて帰宅して晩御飯食べたりなんだりしたあとのその夜のこと。

これまでも、何回か鍵を落としたことはある。
でも、そのたびに「ちゃりーん」と音がしたから、気づいたんだよなあ。
キーケースを取り出すのは、自宅や職場の玄関を開け閉めするときだけ。
そのとき落ちたら気づくと思うので、かばんのポッケに落ちてる可能性が高いんだが、…と思いつつ、滅多につかわない、ご近所用の「サライ」付録だった帆布の肩掛けバッグ、先週金曜日近所のカフェの軒先でやってる無農薬野菜市に行くとき使ったやつ…ポケットのほうはチェックしたけど、いちお、念のためと本体のほうに手をいれたら…「あったあああ!」

台所で洗い物をしてくれてる夫のところによろよろとおもむき、
「申し訳ございません」
夫はたいへんよくできた人なので
「よかったね、じゃあ明日取りにいって、またもと通りに鍵本体を自転車本体につけるよ。
それとも、数字式のに取り換えてもらう?」
「ん~、数字式のに交換可能か、可能であればいくらかかるか訊いてみてくれる?」

そしてさきほど電話があったところによると、つくりから数字式のに交換はムリだとか。
しばらくはシューインちゃんを愛でながら、あたらしい自転車探していこっと。

それにしても、いつもながら、冷静に淡々と問題の最適な解決法を考えて
文句も言わずに協力してくれる夫に感謝感謝です。

きょうの終業後、彼の好きなスイーツをお礼として買って帰ろう。